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婚活【結婚相手の選び方】とは?結婚相手(夫・妻)を間違えた!とならない為の5つのポイント

2024年5月13日

あなたは、結婚相手の選び方を知っていますか?

誰と結婚するかは、人生における最大の選択と言えます。選び方を間違えてしまうと、『結婚相手を間違えた!』というだけでなく、待っているのは後悔の日々です。

まずは自分をよく知り、満たしてくれるだけの相手を選ぶのをやめましょう。互いに成長し高め合える相手を選ぶことで、後悔はしないはずです。

この記事で分かること

自分を知らないと婚活は難しい
『都合の良い夫』を選ばない
『お金』『時間』『空気感』は外せないポイント
前向きな我慢は必要
互いに高め合える相手がベスト

まずは自分をよく知るのが大事

鏡に映った自分

多くの人に共通する理想の夫像はありますが、それがあなたに合う相手とは限りません。誰もがうらやむような理想の夫がいるために、あなたが成長できない場合もあるのです。

婚活ではつい相手の条件ばかりに目が行きがちですが、実は何より大事なのは自分を知ること

自分を知らなければ、どのような相手を選んだら良いのかも分からないのです。

自分の好き嫌い・得意不得意を認識する

好き嫌い

自分が好きなもの、嫌いなもの。
得意なこと、不得意なこと。

分かっているつもりで、実はしっかりと把握できていない人が多いです。好みは非常に個人的なもののため、誰にでも当てはまるものはありません。

異性の好みはもちろん、世の中のあらゆるものに対して好き嫌いがあります

何を見て好きだと思うのか
何をされると嬉しいのか
何を嫌だと感じるのか
どんな行動が許せないのか
何をしていて楽しいか
頑張ってもうまくできないことは何か

これらの項目に沿って、自分の好みや傾向を整理しましょう。自分がどうしても嫌なものは、今さら好きにはなれません。そうであれば、それは事実として受け止めて進む方が現実的です。

自分をちゃんと知らずに婚活をするのは、大事なヒントや欠かせないアイテムを持たずにゲームを進めているようなもの。その難しさが分かるでしょうか?

価値観は人によって大きく異なる

価値観

結婚を目指している時に離婚の話をするのは変ですが、離婚原因の多くは性格の不一致です。

それは、『互いの価値観の違いを認められなかった』と言っても良いでしょう。人の価値観は、環境や経験など様々なものの影響を受けて形成されます。

インパクトの大きな出来事(事故や災害、近親者との別れなど)で価値観が変わることはありますが、長い時間をかけて形成されたものは、なかなか変わりません。

価値観が似ている人はいても、全く同じ人はいないでしょう。全く同じ環境で育った兄弟でさえ、違う価値観を持っているものです。

人はそれぞれに違い、個性があり、価値観が異なり、だからこそ面白いし、魅力的にも感じられます。

しかし、今でも日本社会は『同じであること』を大切にする傾向があります。違いを認めるよりも、同じ価値観の人同士でいる方が楽だからかもしれません。

価値観が似ている人同士が結婚した方が、価値観が全く異なる二人よりはうまくいくでしょう。

ただしこの場合、一緒に生活をしていく中で互いの価値観にずれが生じたりするとギクシャクします。

『同じであること』が心地良かったので、違ってくるとその心地良さはもう感じられないのです。

結婚相手との関係は、『価値観の違いを認め合えること』が重要です。

違いを認め、尊重し、違いを楽しめるのであれば、年齢を重ねたり環境が変わったりライフステージが変わったりしても、良い関係が保てるでしょう。

自分を満たしてくれるのが良い結婚相手ではない

愛が欲しい

結婚相手に対して、「もっと○○してほしい」と思う女性は多いはずです。相手がもっと○○してくれたら、幸せになれるという発想です。

相手が自分を満たしてくれないから、幸せでない
自分を満たしてくれる相手が最高

確かに、相手から満たしてもらえる生活には憧れます。それこそが幸せだと勘違いしても、不思議ではありません。

例えば、バイキングで常に好きなものが好きなときに好きなだけ食べられる環境にあったらどうでしょうか?最初は良いかもしれませんが、きっとすぐに飽きてしまいます。

そして恐らく、お茶漬けやカップラーメンなどが食べたくなるのです。常に満たされていると、それが当たり前になってしまい、同じレベルでは満足できなくなります。

人間関係でも同じことが言えるのです。与えるだけ、与えられるだけの関係には限界があります。人間同士の関係は、人間とペットの関係とは性質が異なるのです。

「もっと○○してほしい」と相手に期待する気持ちを持ち続けていると、結婚生活はうまく行きません

それどころか、自分を満たしてくれそうな人を探したり選んだりしてしまい、結婚相手を選び間違えてしまうのです。

あなたは結婚相手に何を求める?理想の夫とは

条件

優しくて背が高くてお金持ちの人

こんなことを言って良いのは小学生まで。大人の女性であれば、もっと具体的に考えましょう。

理想の夫とは、どのような相手なのでしょうか?人によって重視するポイントは異なりますが、間違えやすいポイントと外せないポイントを紹介します。

『良い夫』と『都合の良い夫』

良い夫と都合の良い夫

あなたが思い浮かべる理想の夫は、本当に『良い夫』でしょうか?よく考えてみてください。それは、自分にとっての『都合の良い夫』ではありませんか?

夫に限らず、彼氏でも友達でも親でも同じ。子供にとって良い親とは、勉強をしなくても怒らない親でも、すぐにお小遣いをくれる親でもありません。

それは都合の良い親であって、子どもは結局そんな親を尊敬はしないでしょう。

親とはただの肩書きとなり、子どもが都合の良いときに利用する道具のような存在になるだけです。そんな親子関係は、悲しいものだと感じるでしょう。

時に厳しいことを言いながらも、子どもの考えを尊重し、絶対的な愛情と安心感を与えてくれるのが良い親のはずです。

とは言え、親は選べません。しかし夫は選べます。そして選べるとなった途端に、私達は過剰な期待をしてしまうのです。

すべてを受け止めてくれる優しい人
家事をやってくれる人
休みの日には必ずどこかへ連れて行ってくれる人
仕事よりも家庭を優先してくれる人
こちらの仕事への理解がある人
経済的に余裕がある人
背が高くてカッコイイ人

など、挙げたらキリがありません。ただ、これらのほとんどは自分にとっての『都合の良い夫』の条件であると認識しましょう。

『都合の良い夫』と結婚したとしても、幸せになれるとは限らないのです。

『経済力』はよく考えるべきポイント

経済力

経済力は、結婚相手を選ぶ際に欠かせない要素です。これは、『結婚相手には経済力がなければならない』という話ではありません。

結婚とお金の話は切り離せない』と言っているのです。「愛があればお金なんて」は間違い。お金は、確実に生活や愛情に影響します。

高収入の男性であっても、もちろんその収入を上回る支出が続いたら、いずれ生活が破綻するでしょう。

収入が限られていても、その範囲内で貯蓄をしたり堅実な投資をしたりできる男性なのであれば、安定した生活が望めます。

『経済力』とは収入だけに限った話ではないことを、まずは知らなければなりません。お金に対する意識や付き合い方は、人生に関わります。

お金への執着が強い男性は、あなたにもそれを求めてくるでしょう。いくら収入があっても、気持ちのゆとりが持てない生活になるのは目に見えています。

反対に「お金よりも大切なものがある」とあまりお金に執着のない男性は、一見良いように思えますが違います。

人を大切にするあまり、友人の保証人になったり騙されたりするのもこのタイプです。

お金は生活する上で必要なものです。今の生活や将来のため、必要最低限のお金は手に入れなければなりません。

まずは、お金の話を本音で話し合える相手を選びましょう。収入の低いフリーターがダメなのではありません。あなたに十分な収入があれば、生活は成り立つからです。

今、経済状況はどうなのか
今後、経済状況はどうなる見通しで、どうして行きたいのか
ライフステージが変わったとき(出産、マイホーム購入など)のお金について、どう考えているか

このあたりの考えをしっかりと持っている男性が理想ですが、そこまで考えていない男性も多いのです。

せめて、お付き合いの中で納得できるまでよく話し合いましょう。少しでも疑問に思う点があるのであれば、その男性は結婚相手としては適しません。

『時間感覚』が合わない相手との生活は安心できない

せっかちのんびり

時間感覚は見逃しがちですが、一緒に生活をする上で大きなポイントです。のんびりな人、せっかちな人。元々の気質もあれば、環境もあるでしょう。

ある程度は意識をすると変えられるものでもありますが、本質的なものは変わりません

のんびりな人にとっては、せっかちな人との生活は落ち着きません。逆にせっかちな人にとっては、のんびりな人は見ていてイライラするでしょう。

お互いにマイペースで、他人のことは気にならないし、干渉しないのであれば大丈夫です。タイプが違うと分かった上で、良い関係が築けるでしょう。

しかし多くの人は、相手にも自分と同じ時間間隔を求めます。「早くしてよ!」と思うし、「そんなに急かさないで!」と思うのです。

たまにのことであれば良いと思いますが、時間間隔の違いは毎日直面する問題です。結婚前に分かっておかなければ、安心して心地良く生活するのは難しいでしょう。

待ち合わせや外食の場面など、初期の段階で時間感覚は顔を出します。このような場面での相手の様子や行動は、十分にチェックしておいてください。

待ち合わせに早く来るか、ギリギリに来るか、遅れて来るか
あなたの方が早かったとき、遅かったときにどんな反応をするか
お店が混んでいて並ばなければならないときにどうするか
注文や料理が来るのが遅かったらどうするか
店員さんに対してどのような態度をとるか

特に後半のチェックポイントは、相手を知るために欠かせません。

自分の人生に関係しない他人への態度には、その人の本心がよく表れます。店員さんなど、自分がお金を払っている立場の場合は、特に分かりやすいものです。

どんなにあなたには良い顔をしていたとしても、遅くなった料理が運ばれてきた時に、店員さんに嫌な態度をとっていたとしたらアウト。

結婚後、あなたが彼に「遅い!」と思われたら同じ態度をとられるでしょう。あなたと同じくらいのタイミングで、「料理遅いね。お腹空いたね」と笑って言い合える相手が理想です。

『空気感』は実際に会わなければ分からない

恋人

一緒にいるだけでなぜか落ち着く
どこか温かい雰囲気がある
ピリッとした空気を感じる

このような空気感は目には見えませんが、感じた経験があるはずです。オーラのようなものはスピリチュアルな話のため、あるともないとも断言はできません。

しかしその人がまとう空気感は、誰もが体感しています。いくら笑顔がやさしそうな男性であっても、どことなく落ち着かない空気を感じる場合もあるでしょう。

無口で無愛想なのに、不思議と嫌な感じがしない人もいます。空気感は内面から表れるもので、自分ではコントロールできません

相性もあるため、「なんとなく違和感がある」などと感じる場合は、やはりうまくいかないケースが多いです。

メッセージのやり取りやビデオ通話などでも、人間性はある程度分かるかもしれません。しかし空気感だけは、同じ空間を共有しないと決して分からないのです。

反対に言うと、同じ空間で触れられるほどの距離にいると、顔を見なくても感じられます。

目に見えるもの、聞こえるものだけではなく、結婚相手選びには五感すべてを使わなければなりません。

婚活をしていると、つい条件にとらわれがちになります。しかし、条件と結婚生活を送る訳ではなく、その人そのものと生活をするのです。

なんとなく感じる心地の良さや、違和感。
言葉にはできない感覚。

結婚相手の選び方は、理屈だけでは語れない部分があるのです。そして、それは想像以上に大事だと知っておいてください。

男性向けのよい結婚相手の選び方

男性が結婚相手に求める条件は、主に生活に関わる現実的な部分と精神的な価値観の部分に分けられます。理想の結婚生活を送るためにも、結婚相手の選び方を知っておきましょう。

生活の仕方

本能的に好みの外見や性格だとしても、いざ一緒に生活を始めたときにギャップを感じる可能性もあります。新しく知った一面が、必ずしもよい部分とも限りません。

円満な家庭を築くうえで、生活能力は必ず確かめておきたいポイントです。しっかりと支え合って暮らすには欠かせない、現実的な部分といえるでしょう。

料理のスキル・興味

毎日の食事作りは、性別を問わず誰でも担当する可能性があります。料理が上手であることに越したことはありませんが、重要なのは料理に対する興味です。

結婚をきっかけに料理を始めたとしても、意欲があれば上達が早いこともあります。一方、料理に興味がないと、将来子どもが生まれたときの食生活に不安を感じるかもしれません。料理の腕前よりも、意欲や興味を大切にしましょう。

最低限のコミュニケーション能力

社交的とまではいかなくとも、親族や近所とのコミュニケーションは最低限必要です。とくに、結婚相手に自分の両親と友好な関係を築いてほしいと考える男性は少なくありません。

一般的な挨拶をはじめ、体調不良の際のお見舞いや子どもを預けたときのお礼などができない女性だと、関係を悪化させてしまうでしょう。

近所付き合いは日常的な挨拶を交わすほか、自治会のイベントなどに協力する姿勢が挙げられます。地域で掃除や除草などを実施している場合、不参加が続くと不信感を与える可能性があるため、注意しましょう。

金銭感覚の一致

金銭感覚の一致は、外見や中身より重視されることもあります。家族の経済状況を理解し、それに合わせて行動できなければ、安定した暮らしは難しいでしょう。

たとえば、食費を節約して将来の貯金にまわすなど、計画的にお金が使える女性は結婚相手として歓迎されます。ただし、男性が女性に対して、お金の使い方を厳しく制限するのはよくありません。

月1回程度の豪華な外食や友達との外出など、たまに息抜きができる程度に許容すると、ストレスなく節度を保った生活が送れるでしょう。

物事の考え方

物事の考え方は、今までの経験から養われてきたものだからこそ、結婚相手の本心が表れやすくなります。生活をするうえで物理的に関わる部分ではありませんが、相手の精神的な部分をチェックするポイントです。

心が安らぐ相手でなければ、幸せな結婚生活は続きません。居心地のよさを確かめるために、相手をしっかり見極めることをおすすめします。

こだわりの強いマイルール

生まれ育った環境で覚えたルールを押し通す女性は、男性にストレスを感じさせてしまうことがあります。たとえば、食事中にテレビを消すといったルールは各家庭で異なるため、夫婦間での調整が必要です。

考え方の違いは、すれ違いが生じやすくなります。おすすめは、その違いを受け入れたうえで新しいルールを作ることです。たとえば、料理は女性が行い、洗い物は男性が行うなど、一緒に決めたルールならお互いに納得しやすいでしょう。

責任感の有無

責任感の有無は、相手のルーズな性格を見極めるポイントです。たとえば、頼んでいた洗濯ができていなかったり、後でやると約束した整理整頓がそのまま放置されていたりする場合、ケンカの原因になることがあります。

交際中に、待ち合わせの際に遅刻していないか、簡単に嘘をついていないかなどをチェックすることで、相手の責任感がはっきりわかるでしょう。

相手を思いやる気持ち

夫婦は共同作業の連続です。自分さえよければいいという考えでは、円満な家庭は築けません。仕事で帰りが遅い男性に対して、労わりの気持ちで接することができる女性は、結婚相手としてふさわしいでしょう。

逆に、早く帰ってこないことに対して不満をぶつける女性だと、男性も負担に感じてしまいます。常に相手を思いやる気持ちを持つことで、お互いが期待に応えようと努められるのが理想の結婚です。

女性向けのよい結婚相手の選び方

結婚相手の選び方は、男女で共通している部分と異なる部分があります。いずれにしても恋人と結婚相手では求めるものが変わるでしょう。なかでも経済力と労わる心は結婚相手を選ぶ際に重視すべきポイントです。

だからこそ、適当に選んだ結婚相手では一生をともに過ごすパートナーとはいえません。人生における重大な決断になるため、理想の男性を見つけるポイントを紹介します。

結婚相手にふさわしい男性像

理想の結婚相手を探すとき、性格・収入・価値観の観点に絞ると効率的です。外見から中身まですべてをクリアした人物を探すのは、現実的ではありません。

理想の結婚相手は人それぞれです。自分にとってのベストパートナーを見つけてください。

相手の気持ちを察知できる性格

生活や人生をともにするパートナーとは、お互いの気持ちを理解し合うことが大切です。相手の感情を読み取り、状況に応じて対応できる優しさが結婚生活を長続きさせます。

男性の性格をチェックする場面は、レストランなどでの店員に対する態度や、困っている人を見たときの対応などが指標となるでしょう。

安定収入で生活を支えられる力

無理なく生活をするには、安定した収入が欠かせません。男性に一定の経済力があれば、女性は頼もしさを感じられます。

専業主婦になるとしても、共働きだとしても、生活を支える責任感は夫婦で共有するものです。贅沢な暮らしをするためでなく、日常生活で困ることがない暮らしができるかを判断軸にすることをおすすめします。

共有・共感し合える価値観

これまでの人生で培ってきた価値観が一致していることも、結婚生活を円滑にする助けになります。金銭感覚、生活習慣、出産や育児に対する考え方、趣味、対人関係のスタイルなどで共感し合える点が多いほど、価値観によるすれ違いを減らせます。

結婚すれば一緒にいる時間が増えることが多いため、価値観のすり合わせは必須です。

高いコミュニケーション能力

結婚後は、家族として大切な話を交わす機会が格段に増えます。その際に自分の意見を明確に伝えて相手の意見を理解し、尊重できるコミュニケーション能力は必須です。

なかにはシャイな男性もいますが、言葉以外のコミュニケーションもスキルに含まれます。スキンシップの仕方やメッセージのやりとりなど、直接言葉を交わさずにとる交流も判断材料にしてください。

成長意欲・向上心の有無

時代の変化に対応し、仕事でのスキルだけでなく精神面でも成長を目指す男性は、切磋琢磨し合える理想的なパートナーとなり得ます。ただし、このような特性は長期間の付き合いでないと見極めが難しい側面もあります。

『結婚には妥協が必要』は本当?

結婚と妥協

婚活経験者は、「婚活は妥協の連続だ」と言います。

最初は高い理想を掲げて相手を探していても、なかなかうまく行かず、どんどん条件を下げて妥協しなければならないケースがあるからです。

元々自分が思い描いていたような理想の相手を見つけ、その相手と本当に結婚できる人などまずいないでしょう。それほど理想と現実は異なります

しかし、『結婚には妥協が必要』かと言われると少し違います。この違いを理解しておくと、結婚相手の選び方を間違えたりはしません。

『妥協』と『我慢』は違う

結婚と妥協

結婚に必要なのは、『妥協』ではなく『我慢』です。似たような意味ではありますが、妥協と我慢とではその後が全く異なります

仮に、あなたがとても欲しいバッグがあったとします。わざわざ遠くのお店まで買いに行ったのに、本当に欲しかった色だけが売り切れていました。

『妥協』するのであれば、別の色を買うでしょう。「この色も可愛いし、こっちでもいいか」とその時は思うはずです。

『我慢』するのであれば、その時にはバッグを買いません。「今はかなり残念だけど、他にまた気になるバッグが見つかるかも」と思うでしょう。

この後妥協した人には、いつまでも妥協した事実が付きまといます

「この色も可愛いけど、やっぱり本当はあの色が良かったな」
「あの人、あの色持ってる!うらやましい!」

このように、決して満足とは言えない結果が待っています。一方我慢した人は、その時は手に入らなかったとしても、結果的には気に入ったバッグが手に入るのです。

繰り返しますが、人はそれぞれ価値観が異なります。相手が自分の思い通りに動いてくれるとは限りません。

結婚は、全く違う家庭環境で全く違う人生を歩んできた二人が共に暮らすのです。不満に思う部分や気になる部分があって当然でしょう。

相手に対して我慢していることがあったとしても、それは相手も同じです。あなたに対して相手も我慢しているのを忘れてはいけません。

『理想を下げて妥協する』と考えるか
そもそもその条件は『我慢で解決する』ものなのか

考える価値は大いにあります。

その『我慢』は前向きか

しなくて良い我慢

結婚に我慢は必要ですが、何でも我慢したら良かったり、しなければならなかったりする訳ではありません。我慢にも、『した方が良い我慢』と『しなくて良い我慢』があるのです。

見分けるのは実は簡単ですが、慣れるまでは練習が必要かもしれません。その我慢が、前向きなのかを考えるクセを身に付けましょう。

あなたがその場の少しだけ我慢をしたら、嬉しいことや楽しいことが待っている場合。これは前向きです。

たまに美味しい手料理を作ってくれるけれど、台所がぐちゃぐちゃになってしまうなど。

あなたは後片付けが大変かもしれませんが、美味しい料理を食べられる喜びと時間の自由が手に入ります。

後片付けが大変な部分にフォーカスしてしまうと、「もー台所ぐちゃぐちゃじゃない!」と言ってしまいがちです。

相手はせっかくあなたを喜ばせようと思って料理を作ってくれたのに、報われません。

ぐちゃぐちゃな部分はグッと我慢して「ありがとう!美味しかった!」と伝えることで、相手はもっとあなたが喜ぶことをしようと思うはずです。

汚れることを想定して、あなたがあらかじめ掃除しやすいような準備も可能でしょう。

前向きな我慢は、幸せを呼びます。我慢の度合いが少なくなるように工夫しながら付き合いましょう。

一方で、『しなくて良い我慢』は全く前向きではありません。

あなたや他の誰かの心や身体が傷つくようなことは、我慢の必要はありません。人を傷つけて良い人などいないのです。

ハイスペックで、あなたが理想とする条件をすべて満たす相手がいたとします。しかし、仕事でうまく行かなかった時だけあなたに手を上げます。

「普段は本当に優しいし、時々だから我慢できる」そうかもしれませんが、その我慢は幸せを呼びません。

暴力はエスカレートすることはあっても、なくなることはまずないと思って良いでしょう。

そのような相手からは、すぐに離れるのが賢明です。『しなくて良い我慢』は結婚前に排除してください。

お互いに成長できる関係がベスト

恋人

自分をよく知ることで、自分にとって譲れないものが分かるはずです。それはどうしても譲れないのだから、結婚相手にも求めても問題ありません。

しかしそれ以外の部分は、これから互いに成長して行くと解決できる問題の場合があります。

夫婦関係は、対等でなければいけません。年齢差やスペックの差があったとしても、どちらかがどちらかの優位に立ってはならないのです。

至らないところがあっても、人は成長できます。相手に不満をぶつけたり欠点を指摘したりするのではなく、自分が正しく我慢をして成長するのです。

自分が成長すると、その影響を受けて相手も成長します。互いが成長し、高め合って行けたら、良い夫婦関係が築けるでしょう。

どのような人でも、成長はできます。しかし成長するのが難しい人も中にはいるため、注意しなければなりません。

人の話を聞かない人
自信過剰な人
人をすぐに批判する人

このような特徴を持った人は、自分は正しくて相手が間違っていると考えます。まずはこの考え方を修正する必要があるため、成長を望むのはかなり大変です。

結婚相手として選ぶなら、避けた方が良いでしょう。

目に見える条件で、結婚相手を選ばないとうことが大切

結婚

結婚相手は、選び方を間違えると一大事です。ここで間違えてしまったら、幸せな生活を送るためにはかなりの努力を要することになります。

まずは自分をよく知り、自分にとっての大切なポイントは何かを認識しましょう。決して目に見える条件だけが、結婚相手を選ぶポイントではありません

互いに成長し高め合える相手を選べたのなら、後悔のない結婚になるはずです。

結婚相手は、自分の人生でもっとも長く付き合うパートナー。選び方を知って、幸せになりましょう!

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