結婚相談所への入会を考える際、どこを選べばよいか迷う方も多いでしょう。結婚相談所はほかの婚活サービスに比べて料金が高いため、慎重に選ぶのは当然です。結婚相談所を選ぶ際は、まず自分に合ったタイプを見極めることが大切です。
この記事では、結婚相談所の選び方や運営形態、サービスの種類について詳しく解説します。さらに、結婚相談所の利用に向いている人の特徴も紹介するので、結婚相談所の入会をご検討の方はぜひ参考にしてください。
結婚相談所の選び方
結婚相談所を選ぶ際は、運営形態や紹介サービスの内容、登録会員の特徴などを比較し、自分に合った相談所を見つけることが大切です。ここでは、選ぶ際のポイントを詳しく解説します。
運営形態から選ぶ
結婚相談所の運営形態は、大きく分けて「大手」「ハイクラス層特化型」「地域密着型」「オンライン特化型」の4つがあります。それぞれの特徴を確認してみましょう。
大手
大手の結婚相談所は、全国の主要都市を中心として各地に支店があり、1店舗あたりの登録会員数も多いのが特徴です。テレビCMや広告による宣伝に力を入れ、多数の会員を集めています。
セミナーやお見合い形式のパーティー、日帰りバスツアーなど、婚活を盛り上げるイベントを定期的に開催している大手結婚相談所も見られます。
ハイクラス層特化型
ハイクラス層特化型の結婚相談所は、高収入・高学歴の男性と、ハイスペックな男性を求める女性のマッチングを目指す相談所です。登録している男性の職業は、弁護士や医師など、年収が1,000万円を超える場合も少なくありません。
男性の入会条件として、特定の職業に就いていることや一定以上の収入が求められるため、ハイクラス層との出会いを希望する女性に向いています。
地域密着型
地域密着型の結婚相談所は、小規模ながら特定エリア内におけるマッチングを得意とする相談所です。地元の文化や風習を大切にしたい方は、地域密着型を選ぶことで、価値観の近いお相手と出会える可能性があります。
大手とは異なり、担当者1人あたりが受け持つ会員数が少ないため、よりきめ細やかなサポートが受けられるのも特徴です。
オンライン特化型
オンライン特化型の結婚相談所は、一般的な結婚相談所のサービスをすべてオンラインで提供するのが特徴です。感覚としては、マッチングアプリに近い仕組みといえます。
カウンセリングや面談、紹介、お見合いの申し込みなど、ほとんどの活動がオンライン上で完結するため、忙しくて実店舗に行く時間がない人でも、自分のペースで婚活を進めやすいでしょう。
紹介サービスから選ぶ
結婚を希望する利用者同士を結びつけるサービスを「紹介サービス」といいます。紹介サービスにはいくつかの形式があり、紹介方法に違いがあります。
ここでは、データマッチング型と仲人仲介型の2つの方法を紹介します。
データマッチング型
データマッチング型は、会員の年収や学歴、居住地、趣味などの情報をもとに、互いに希望条件が合致した男女をデータベースから引き合わせるサービスです。仲介型との大きな違いは、条件に合う異性を抽出するのがコンピューターか人かという点です。
データマッチング型は、大手結婚相談所でよく取り扱われており、その場合、データマッチング型以外にも、仲人仲介型やお相手検索型を併用できるプランが用意されていることが多いです。
仲人仲介型
仲人仲介型は、結婚相談所のコンサルタントが仲人となり、会員の希望条件に合ったお相手を紹介してくれるサービスです。お見合いの申し込みは直接行わず、コンサルタントを通じてお相手に伝えられます。
また、お見合い後に交際を申し込む際や、お断りする際にもコンサルタントが仲介してくれるため、婚活の負担を軽減できます。
登録している会員の情報から選ぶ
結婚相談所によって、会員数や男女比、年齢層は異なります。ここでは、登録している会員の情報で確認するポイントについて解説します。
会員数
結婚相談所の会員数が少ないと、出会える人数も限られてしまいます。そのため、事前に公式サイトで会員数を確認しておくことが重要です。
ただし、会員の数を「累計会員数」で示している結婚相談所のなかには、退会した人や休会している人なども含めてカウントしているケースがあります。また、所属している連盟内のほかの結婚相談所の人数も含まれている場合が多いため、その点に注意が必要です。
男女比率
結婚相談所に登録している男女の比率は、施設によって異なります。たとえば、男性4女性6や半々の割合などがあります。自分と同じ性別の登録者が多い結婚相談所を選ぶと、出会える異性が少なくなる可能性があるため、入会前に会員の男女比率を確認することをおすすめします。
年齢層
登録者の年齢層は、結婚相談所によって異なります。大手結婚相談所の会員の年齢層を見てみると、平均して30代が最も多く、次いで40代、50代、20代という順番になります。
結婚相手に求める年齢を絞っている場合、その年齢層が少ない結婚相談所に入会すると出会いのチャンスが減ってしまいます。そのため、事前に公式Webサイトで会員の年齢層を確認しておくことが大切です。
成婚率から選ぶ
成婚率が高いことは、結婚相談所の実績を示す重要な目安となりますが、「成婚」の定義には結婚相談所ごとに違いがあるため、注意が必要です。業界では、一般的に「成婚」とは、結婚を前提にお付き合いする相手が見つかり、その結果、結婚相談所から退会することとされています。
つまり、「成婚」は「結婚したいと思える相手と出会えた」という意味です。ただし、これらの定義はあくまで一般的なものであり、独自の基準を設けている結婚相談所もあります。たとえば、以下のようなケースもあります。
● お相手候補が見つかった時点
● 交際が成立した時点
● お互いに結婚の意思があることを確認できた時点
● 婚約した時点
さらに、成婚率を算出する期間も結婚相談所によって異なります。たとえば、過去1年以内に成婚した割合や、相談所の創設からこれまでに成婚した割合など、各相談所が独自に集計期間を決めている場合があります。
そのため、成婚率を確認する際には、どのようにそのデータが算出されているのか、その基準や計算期間にも注意を払うことが大切です。
サポート内容から選ぶ
結婚相談所で提供されるサポート内容は、婚活をスムーズに進めるための重要な要素です。サポートが充実していると、より効果的に出会いのチャンスを広げられます。以下のポイントをチェックして、自分に合ったサポートが受けられるかどうか確認しましょう。
月当たりの紹介・申し込み可能回数
多くの結婚相談所では、1か月に紹介してもらえる人数や、お見合いの申し込み回数に上限があります。たとえば、月に1名のみ紹介されるところもあれば、人数無制限で紹介が可能な相談所もあります。
もし多くの出会いを求めるのであれば、紹介可能な人数が多い相談所を選ぶとよいでしょう。一方で、じっくりお相手と向き合いたい場合は、紹介人数が少ない相談所でも問題ありません。
お見合いの申し込み回数にも上限が設けられていることがあるため、事前に確認しておくことをおすすめします。
担当者との可能な連絡頻度・方法
カウンセラーが仲介するタイプの結婚相談所を利用する場合、担当者との連絡頻度や方法も重要なチェックポイントです。担当者からの返信が遅かったり、相談しづらかったりすると、婚活は思うように進みません。
お見合いの日程や場所の調整などもカウンセラーが行うため、連絡が取りづらいのは大きな問題です。事前に、担当者との連絡手段が電話のみなのか、LINEやメールでの連絡も可能なのかを確認しておきましょう。
また、相談したいときに快く対応してくれる担当者かどうかも大切なポイントです。担当者が親身になってサポートしてくれるかを、しっかり確認しておきましょう。
オリジナルサービスの有無
結婚相談所のなかには、オリジナルサービスを提供しているところもあります。実際に提供されているサービスの例は、以下のとおりです。
● カラー診断でぴったりの服装やメイクを教えてくれる
● お見合いに向けた服装選びのアドバイス
● 服の購入に同行
● 美容室の紹介および同行
● 占いによる相性診断
お見合いやデートに自信が持てない場合は、こうしたオリジナルサービスを提供している結婚相談所を選ぶのもおすすめです。これらのサポートがあることで、婚活をよりスムーズに進めることができるでしょう。
加入している連盟から選ぶ
中小規模の結婚相談所の多くは、連盟に加入しています。連盟とは、複数の結婚相談所が会員データを共有し、自社の会員をほかの相談所に紹介できるシステムです。
規模の小さな結婚相談所は、会員数が少ないため、自社内でのマッチングが難しいことがあります。そのため、連盟に加入することで、数万人規模の会員から相手を紹介できる仕組みを構築しています。
結婚相談所にはいくつかの連盟があり、それぞれが異なる特徴を持っています。加入している連盟によって、紹介可能な会員の層やマッチングのスタイルも変わるため、連盟を基準に相談所を選ぶのもひとつの方法です。
認証マークの有無から選ぶ
結婚相談所には、信頼性やサービスの質を向上させるために、認証マークの制度があります。これらの認証マークは、法律や一定の基準を満たした結婚相談所に与えられ、信頼性を証明するものです。
結婚相談所を選ぶ際には、この認証マークの有無を確認することが重要です。認証マークが付与されている相談所は、運営が規定に従っており、一定の品質が保障されているため、安心してサービスを利用できるといえます。
費用から選ぶ
結婚相談所の利用には、さまざまな費用がかかります。おもな費用としてあげられるのは、以下の項目です。
● 入会金:入会時のみかかる費用
● 登録料:プロフィールの登録にかかる手数料
● 月会費:在籍している期間中は1か月単位で会費が発生する
● お見合い料:お見合いをするときにかかる費用
● 成婚料:結婚が決まったときに支払う費用
これらの費用を合計すると、年間で数十万円の出費になることがあります。そのため、料金が安ければよいというわけではなく、サポート内容やサービスの質も重要な要素です。
活動期間から選ぶ
結婚相談所での活動期間は、年齢や個人の状況によって異なりますが、一般的には入会から成婚までに3〜6か月かかることが多いとされています。これは、お見合いから成婚に至るまで、交際が進んだ場合に3〜6か月以内に結婚の意思を確認することが一般的なためです。
ただし、結婚相談所ごとに成婚までの活動期間には差があるため、もし「〇〇までに結婚したい」という目標がある場合は、各相談所の活動期間の長さを比較して選ぶことをおすすめします。
通いやすさから選ぶ
カウンセラーと対面で相談するタイプの結婚相談所を利用したい場合は、通いやすい場所にある相談所を選びましょう。遠いと交通費の負担が増えるため、注意してください。
仕事帰りに寄るのであれば、遅くまで対応しているか、営業時間もチェックする必要があるでしょう。
結婚相談所の各運営形態におけるメリット・デメリット
結婚相談所にはさまざまな運営形態があります。それぞれの形態によって提供されるサービスや料金、会員の質などが異なるため、どの運営形態が自分に合っているのかを理解することが大切です。
ここでは、結婚相談所の各運営形態におけるメリット・デメリットについて紹介します。
大手
大手の結婚相談所は、全国各地に支店があり、自社の登録会員数も多いのが特徴です。カウンセラーの研修体制が整っていて、担当者による力量の差が少ない点がメリットといえます。
デメリットは、カウンセラーひとり当たりが担当する会員数が多くなり、きめ細かいサポートが受けられない可能性があることです。また、宣伝費や店舗管理費が多くかかるため、そのぶん料金が高めに設定される傾向にあります。
入会するときはキャンペーンなどが適用されてお得に見えても、活動中にお見合い料やオプション料金などが発生して結果的に費用が高額になるケースもあるため、登録前によく確認しましょう。
ハイクラス層特化型
ハイクラス層特化型の結婚相談所のメリットは、ハイスペック男性に向けた婚活の注意点を教えるセミナーや、女性向けのヘアメイク・エステサービスなど、一般の結婚相談所よりワンランク上のサービスが受けられることです。
登録者は、収入や職業など一定の基準を満たした男性に限定されているため、女性は安心してお相手探しができるでしょう。
料金は、多くの結婚相談所が男女同料金としているのに対して、ハイクラス層特化型は男性のほうが安く設定されているのが特徴です。その反面、女性にとっては料金の高さがネックになる可能性があります。
地域密着型
地域密着型は、経営者や運営者がカウンセラーを務めているケースが多く、会員と仲人の距離感が近くて相談しやすいのがメリットです。地元ならではの親しみやすい雰囲気で、会員の人数が少ないため、一人ひとりへのサポートが充実しています。
料金は、大手に比べて低く設定されている相談所が多いです。デメリットは、登録者が少ないことで、希望に合うお相手を見つけられるチャンスが減ってしまう可能性があることです。
オンライン特化型
オンライン特化型は店舗に出向く必要がなく、通勤時間や仕事の休憩時間などを使って活動できるため、忙しい人にとっては時間の有効活用が大きなメリットになります。費用の安さも魅力で、実店舗のある結婚相談所に比べて、リーズナブルな料金で利用できる相談所が多いです。
カウンセラーとの面談からお見合いの段取りまで、ほとんどの活動をオンラインで完結できますが、丁寧なサポートを受けたい方には物足りない可能性があります。また、オンライン特化型は会員の年齢層が20〜30代中心のため、年齢層が合わないとお相手がなかなか見つからない場合もあるでしょう。
結婚相談所における各サービスのメリット・デメリット
結婚相談所ではさまざまなサービスが提供されており、それぞれにメリットとデメリットがあります。自分に合ったサービスを選ぶことで、婚活がスムーズに進む可能性が高まります。ここでは、紹介サービス別のメリット・デメリットを見ていきましょう。
データマッチング型
データマッチング型では、年齢や職業、年収などさまざまな条件から、互いに希望が合う会員同士を紹介します。仲人仲介型よりも登録会員数が多く、幅広い登録者のなかからお相手を探せるのがメリットです。
仲人を介さないため、自分から動く必要はありますが、好きなタイミングで気軽に活動を進められるのも利点でしょう。一方で、カウンセラーのサポートがないことにより、自分の魅力を上手くアピールできず、婚活でつまずく利用者も見られます。
また、プロフィールや登録情報でしかお相手を判断できないため、実際に会ってみたらイメージと違ったというようなミスマッチも起こりやすいのがデメリットです。
仲人仲介型
仲人仲介型は、婚活のプロにサポートしてもらいながら活動できる点がメリットです。お相手の人柄を把握したカウンセラーから紹介してもらえたり、お見合いのセッティングや立ち会いまで頼めたりと、二人三脚で手厚いサポートが受けられます。
仲人仲介型のデメリットは、料金の高さです。データマッチング型に比べて、サポートは充実していますが、カウンセラーの人件費が料金に上乗せされることを理解しておきましょう。
カウンセラーとの相性が悪い場合や、担当者の力量が不足している場合は、高い料金を支払っても思うような成果が得られない可能性もあります。
結婚相談所の連盟別特徴
結婚相談所が加盟している連盟で選ぶときは、各連盟の特徴を調べておきましょう。結婚相談所の連盟のなかから、代表的な4つを紹介します。
日本結婚相談所(IBJ)
IBJは、お見合いシステムをつうじて、加盟相談所の会員同士が自由にお相手を探せる連盟です。2025年2月時点で全国に加盟相談所が4,520社あり、95,586名の登録会員がいます。
IBJの会員は、30代前半〜40代前半がボリュームゾーンで、男性の公開年収は500〜699万のゾーンが多くなっています。男性会員の50%以上、女性会員の70%以上が、短大・四大・大学院卒業者です。
IBJの再婚者数は年々増加傾向にあり、2024年には年間で15,374名が成婚に至っています。ハッピーカムカムは日本最大級の結婚相談所ネットワークであるIBJに加盟している結婚相談所です。
出典:IBJ(https://www.ibjapan.com/ibj/data/)
全国結婚相談事業者連盟(TMS)
TMSは、成婚にこだわる結婚相談所が多く所属し、連盟としての研修制度などのフォローが充実している組織です。加盟相談所は地域密着型が多く、質の高いサービスが期待できます。
2025年1月時点で加盟相談所数は1,339店におよび、登録会員数は84,458名です。会員の年齢層は20〜40代が多いですが、50代以上の利用者も増えています。
大卒以上の学歴を持つ会員が、男女とも半数以上を占めているのが特徴です。男性の年収は、400万円以上が8割となっています。
出典:TMS全国結婚相談事業者連盟(https://www.nakoudonet.com/aboutus/)
日本ブライダル連盟(BIU)
BIUは、仲人仲介型の結婚相談所が加入している連盟です。創業は1972年で、50年以上の長い歴史があり、数多くの成婚をサポートしてきました。
2025年3月時点で優良加盟結婚相談所が1,600社あり、登録会員数は約66,000名です。会員の年収は、500~699万円がボリュームゾーンとなっていて、比較的高めです。BIUの登録会員のうち、48.4%は入会から1年以内に成婚しています。
出典:BIU(https://konkatsu-tobira.jp/data)
日本結婚相談協会(JBA)
JBAは「おあいてネット」や「コネクトシップ」といった独自のシステムで、事業者間の会員紹介をサポートしている連盟です。おあいてネットには、2025年3月時点で約1,710社の加盟相談所が参加しています。
大阪府と事業連携協定を結び、婚活支援に取り組んでいるのも特徴です。
出典:一般社団法人日本結婚相談協会(JBA)(https://jba-e.com/jbamembersservice/)
結婚相談所が取得できる認証マーク
婚活サービスの普及にともない、結婚相談所や婚活関連業者の数が増え、業者と利用者の間でトラブルが起こることもあります。そのため、信頼性を高めるために、第三者機関による認証制度が設けられています。
認証マークを取得している結婚相談所は、法律や業界のガイドラインを守り、適切に運営されていることを示す指標となります。
結婚相談所を選ぶ際には、認証マークの有無を確認することが重要です。また、カウンセラーが専門的な資格を持っている場合、それも信頼性を証明する要素となります。
IMS
IMSマークは、特定非営利活動法人である「結婚相手紹介サービス業認証機構」によって認定されている制度です。法規制にもとづいて適切に運営を行っている結婚相談所は、さまざまな厳しい審査を経てIMSマークを取得できます。
IMSの正式名称は「結婚相手紹介サービス業認証制度」といい、店舗型とインターネット型の2つに分かれているのが特徴です。店舗型は、事業者が利用者と店舗で契約手続きを行う結婚相談所を対象としています。
店舗型の認証基準は、消費者への適切な情報提供や明確な契約、確実な本人確認と独身証明、顧客相談窓口の充実、個人情報保護の取り組みなど多岐にわたり、それぞれの項目に対して細かく基準が設けられています。
一方、インターネット型は、インターネットをとおして利用者が申し込みをするタイプの結婚相談所を対象としたものです。
インターネット型も、サービス内容や解約方法の明示、関連法令の遵守、情報セキュリティ対策、なりすましなど不適切な利用者を排除するための対策など、厳しい基準をもとに審査が行われます。
CMS
CMSは「マル適マーク」とも呼ばれ、結婚相談所業界ではよく知られている認証マークです。特定非営利法人の「日本ライフデザインカウンセラー協会」が運営する制度で、審査を通過した結婚相談所にはCMSの認証マークが付与されます。
CMSは、法律を守って運営されている結婚相談所を見分けるための、ひとつの目安となるでしょう。CMSには「総合認証」「基本認証」の2タイプがあり、基本認証は財務や教育、個人情報保護などに関する審査基準を満たした結婚相談所に付与されます。
それに対して、総合認証は会員数が多く規模の大きい相談所向けの制度で、審査基準がより厳格に定められています。
婚活カウンセラー資格
結婚相談所を選ぶときに注目したいのが、担当者が婚活カウンセラーの資格を持っているかどうかです。婚活カウンセラーとは、CMSを運営している日本ライフデザインカウンセラー協会によって認証されている資格で、結婚相談所の運営に関わる法律やカウンセリングに必要なスキルがあると認められた人を「認定婚活カウンセラー」として認めています。
結婚相談所は、カウンセラーの経験や能力によってサービスの質が左右される傾向にあります。そのため、婚活カウンセラー認定制度を設けることにより、専門知識を活かして現場で活躍できる人材を養成するとともに、カウンセラーの社会的な地位向上を目指しているのです。
婚活カウンセラーとして認定されるためには、指定の講座を修了し、試験に合格する必要があります。認定試験は初級・中級・上級の3段階に分かれ、各級において次のような習得すべきスキルが目標として掲げられています。
【初級】
● 婚活カウンセラーを名乗れる
● 婚活支援に必要な一般知識がある
● カウンセリングにおいて婚活者に安心感を与えられる
● 婚活カウンセラーとしての基本的な知識・技能・倫理観がある
【中級】
● 安定した婚活カウンセリングと成婚に向けたサポートができる
● 課題を持つ婚活者に安定したカウンセリングを提供できる
● 家族形成に関する社会課題を理解したうえで的確な婚活支援ができる
● 難しい事例に対して婚活支援ができる
【上級】
● 婚活カウンセリングと成婚サポートに優れている
● どのような婚活者に対しても安定した支援ができる
● 困難な課題を持つ婚活者に対応し、その好事例を周囲に発信できる
● 地方自治体との連携が取れる
● 地域の婚活カウンセラーの活動全般でリーダーシップを発揮できる
● 婚活カウンセラー全般の普及活動や教育などに積極的に関われる
結婚相談所を利用すべき人の特徴
ここでは、結婚相談所が自分に合っているかを判断するために、利用に向いている人の特徴を紹介します。これから結婚相談所に登録しようか迷っている方は、ぜひ以下のポイントで自分が当てはまるか確認してみてください。
効率よく婚活を進めたい人
結婚相談所を利用することで、効率よく婚活を進めることができます。結婚相談所には、真剣に結婚を考えている会員が多いため、出会いから成婚までの期間が一般的な恋愛よりも短くなる傾向があります。
プロフィールを事前に確認することで、お互いの条件や価値観に合った相手とマッチングできる確率が高く、無駄な時間をかけることなく理想的な相手に出会えます。
また、もしお見合いで相手と合わないと感じた場合でも、すぐにお断りして別のお相手にアプローチできる点が、結婚相談所ならではのメリットです。これにより、交際に進むべき相手との時間を大切にでき、効率的に婚活を進めることが可能です。
さらに、カウンセラーが日程調整や交際の進め方をサポートしてくれるため、忙しい日常のなかでもスムーズに婚活を進められます。オンラインでのお見合いも多く、仕事で忙しい方にも便利な体制が整っています。
恋愛に自信がない人
恋愛や交際の経験が少なく、どのように婚活を進めればよいか分からない方にも、結婚相談所の利用は非常におすすめです。お相手とのコミュニケーションに自信がなくても、アドバイザーが間に入ることで、円滑に会話を進めやすくなります。
お見合いの場での緊張や、初対面の相手とのやり取りが苦手な方でも、アドバイザーのアドバイスやサポートを受けながら、自分のペースで婚活を進められます。
素直にアドバイスを聞き入れられる人
結婚相談所のアドバイザーは、長年の経験にもとづいて婚活のさまざまなアドバイスをしてくれます。アドバイスを素直に受け止め、それを行動に活かせる方は、結婚相談所に向いているといえるでしょう。
とくに、自己流の婚活が上手くいかない場合は、アドバイザーのサポートを受けることで、問題点を解決できる可能性があります。
ほかの婚活手段が上手くいかなかった人
マッチングアプリや婚活パーティー、街コンなどの婚活手段を試してみたけれど、上手くいかなかったという方も多いかもしれません。そのような場合、結婚相談所の利用で状況を変えることができる可能性があります。
マッチングアプリや婚活パーティーでは、結婚を目的とせず恋愛を楽しむことが主な目的の利用者も多いため、真剣な交際に発展しないことがあります。一方、結婚相談所には結婚を希望する会員が集まっており、本気で婚活を進めたい方にとって、より適切な場と言えるでしょう。
結婚相談所の利用に向いていない人の特徴
結婚相談所に向いていない方がサービスを利用した場合、高い費用をかけても、それに見合った成果が得られない可能性があります。ここでは、結婚相談所の利用に向いていない人の特徴について紹介します。
婚活にお金をかけたくない人
結婚相談所の利用には、入会費や月会費、成婚料などを合わせると数十万円の費用がかかります。そもそも婚活にお金をかけたくないと思っている方や、予算的に厳しい方は、別の婚活手段を考えたほうがよいでしょう。
結婚相談所は、長く在籍するほど多くの費用がかかります。限られた予算内で結婚相談所を利用したいと考えている方は、活動期間をあらかじめ決めておいて、期間内の成婚を目指しましょう。
素直にアドバイスを聞き入れられない人
結婚相談所での婚活には、アドバイザーからのフィードバックやアドバイスが重要な役割を果たします。
たとえば、アドバイザーから「もう少し自分をオープンにしてみましょう」や「第一印象を改善するために服装を変えてみましょう」などのアドバイスを受けることがあります。これらのアドバイスに対して反発心を抱いてしまうと、婚活の進展を妨げる原因になりかねません。
こだわりが強い人
結婚相談所では、会員の希望条件に基づいてお相手を紹介する仕組みがありますが、こだわりが強すぎる場合、理想の相手に出会うのは難しくなることがあります。結婚相談所で成功するためには、最初から完璧な相手を求めるのではなく、ある程度の柔軟性を持つことが大切です。
マイペースに婚活を進めたい人
結婚相談所で出会ったお相手と交際まで発展した場合、結婚相談所のルールで決められた期間内に、結婚するかどうかの意思を決定しなければなりません。そのため、マイペースに婚活を進めたい方は、急かされるように結婚を決めるのは嫌だと感じる可能性があるでしょう。
お相手とゆっくり時間をかけてお付き合いしたい場合は、結婚相談所以外のサービスを利用するのがおすすめです。
自分に合った結婚相談所を選ぶコツ
ここでは、自分に合った結婚相談所を選ぶコツについて解説します。
婚活で不安なことを分析する
婚活に対して不安を抱えている方は、問題点を分析して、結婚相談所に求めるサポート内容をリストアップしてみましょう。たとえば、恋愛に奥手な場合は、アドバイザーに相談しながらお相手探しができる仲人仲介型がおすすめです。
そこまで密なサポートを必要としていない方は、費用を抑えられるデータマッチング型を選ぶのも、ひとつの選択肢でしょう。また、結婚相談所でお相手が見つかるかどうか心配な場合は、年齢や年収などの希望条件をあらかじめ考えておいて、その条件に該当する会員が多く在籍している結婚相談所を選んでください。
すべての条件にぴったり当てはまるお相手が見つからなければ、希望条件のなかで優先順位を決めておき、優先度の低い条件を削っていくことも大切です。
口コミや評判を確認する
結婚相談所は、実際に利用した会員からの口コミや評判で比較できます。利用者の口コミには、その結婚相談所を選んだ理由や、サービスを利用した感想が書かれているため、自分に合っているかどうか判断するひとつの指標になるでしょう。
口コミには上手くいった体験だけでなく、なかには悪い評判もありますが、鵜呑みにしないように注意してください。
「レベルの低い相手にしか出会えない」「カウンセラーが役に立たない」「お金ばかり取られて成果がまったくない」といった口コミは、利用者の主観で書かれたものであり、実際にその結婚相談所の質が悪いとは限りません。
口コミや評判をチェックするときは、第三者の意見には主観が含まれていて、賛否どちらもあることを理解しておきましょう。
レスポンスの速さを確認する
カウンセラーのサポートがある結婚相談所では、レスポンスの速さも重要なポイントです。返信が遅いと利用者は不安になり、また、お見合いや日程調整が遅れると、相手によくない印象を与えてしまうかもしれません。
婚活を成功させるためにはタイミングが大切なので、素早く対応してくれる結婚相談所を選ぶことをおすすめします。レスポンスの速さは、入会の問い合わせや無料相談の申し込みに対する返信時間である程度判断できます。
もし、問い合わせに数日もかかって返信が来るような結婚相談所は注意が必要です。目安として、24時間以内に返信が来るかどうかをチェックしましょう。
なお、定休日がある結婚相談所では、お見合いの日程調整や返事が定休日をまたぐことで遅れることがあります。
複数の結婚相談所を比較検討する
結婚相談所は、できるだけ複数のサービスを比較したうえで入会する候補を絞りましょう。資料請求や無料相談を利用すると、相談所ごとの特色やサービスの違い、料金などをじっくり比較しやすいです。
資料請求は、結婚相談所の公式サイトから申し込みができ、多くの場合は郵送で送ってもらえます。郵送ではなく店舗に直接行って資料を受け取るタイプの結婚相談所もあるため、入手方法を確認しましょう。
IBJ加盟店の「ハッピーカムカム」は、日本でもトップクラスの成婚率を誇る結婚相談所です。専任のアドバイザーが、丁寧なカウンセリングとサポートを行い、理想の相手との出会いをサポートします。
ハッピーカムカムのサービスについて詳しく知りたい方は、資料請求や無料相談フォームからお申し込みいただけます。
無料相談では、営業活動を一切行わない方針なので、安心してご相談いただけます。
ぜひお気軽にご予約ください。
無理なく支払える費用であるかを確認する
結婚相談所を利用するための費用は、安くありません。入会費が安くても、月会費やお見合い料などが積み重なることで、最終的には予想以上の出費になることがあります。
そのため、年間の総費用をシミュレーションして、予算内で無理なく支払える金額かどうかを確認することが大切です。また、オプション料金が高くつくこともあるので、追加料金も含めて計算をしておきましょう。
結婚相談所へ入会するまでの流れ
ここでは、結婚相談所の検討から入会するまでの流れを紹介します。
候補となる結婚相談所を複数選ぶ
情報収集の段階では、複数の結婚相談所を候補にあげましょう。初めからひとつに絞らない理由は、自分に合った結婚相談所を見極めるためです。
結婚相談所の入会には高い費用がかかり、入会してから自分に合わないことに気づくと、後悔することになります。結婚相談所のタイプ、サポート、通いやすさなど細かいところまでよく比較して、失敗のないように選びましょう。
資料請求や無料相談を予約する
候補の結婚相談所を数件に絞ったら、資料請求や無料相談の予約をしましょう。無料相談では、実際にカウンセラーと対面して、相談所の雰囲気やカウンセラーの対応を確認できます。
相談では、婚活の状況や希望条件について聞かれ、サービス内容やプラン、料金についての説明を受けます。信頼できる結婚相談所は、無料相談で無理に入会をすすめることはありません。
疑問点や不安に思っていることがあれば、遠慮せずにカウンセラーに質問し、しっかり確認しておきましょう。
入会手続き
入会の意思が固まったら、結婚相談所にその旨を伝え、入会手続きを行います。ほとんどの結婚相談所では、会員の信頼性を高めるために身元の確認を徹底しています。
身分証明書や各種書類の準備が必要になるため、何を用意すればよいか事前に確認しておきましょう。
結婚相談所の無料相談で聞くべきこと
無料相談は、結婚相談所の質やサービス、カウンセラーとの相性をチェックできる貴重な機会です。無料相談に「行ってみてよかった」と思えるように、相談の席で聞くべき項目を紹介します。
入会から成婚までの流れ
初めに、入会から成婚までの流れを聞いておきましょう。結婚相談所はマッチングアプリと違い、お見合いのキャンセル禁止や、お見合いから成婚退会までの期限が決まっていることなど、独自のルールが設けられています。
全体の流れやルールを知っておくことで、結婚相談所での具体的な活動をイメージでき、入会後のミスマッチを防げるでしょう。
サービス内容
結婚相談所のサービス内容は、各相談所によって異なりますので、無料相談の際にしっかり確認しておきましょう。
カウンセラーによるサポートの有無、紹介人数の上限、お見合いの申し込みができる回数など、細かな点まで確認して、必要なサービスを提供している結婚相談所を選びましょう。
料金
結婚相談所の料金を比較する際には、費用とサービス内容のバランスを慎重に確認することが重要です。料金が安くても、必要なサポートやサービスが不十分だと、婚活がスムーズに進まない可能性があります。
結婚相談所には、さまざまな料金プランが用意されていることが多いため、自分の婚活スタイルに合ったプランを選ぶことが大切です。
希望する条件に合う会員数
希望条件に合致する会員数が多いことも、結婚相談所を選ぶときの決め手になります。会員の年齢層や男女比、年収、学歴などは、相談所が所属している連盟によって傾向に違いが見られます。
無料相談で、結婚相談所の加盟している連盟を確認し、その連盟の会員について情報収集しておくと、出会いの可能性を広げられるでしょう。
成婚の定義
結婚相談所では成婚に向けたサポートを受けられますが、どの段階を成婚と定義するかは、それぞれの相談所が決めています。結婚相談所における成婚は、必ずしも「結婚」という意味ではなく「真剣交際の開始」や「結婚の意思を固めたこと」が成婚と見なされるケースもあります。
交際の開始をもって成婚とする結婚相談所の場合、お付き合いが始まった時点でサポートが終了してしまう場合があるため、忘れずに無料相談の場で確認しましょう。
そのほかの不明点・気になること
結婚相談所の利用や婚活全般について知りたいことは、無料相談でしっかり質問しましょう。どんなに細かい内容でも、誠実な結婚相談所は一つひとつ丁寧に回答してくれます。
反対に、質問してもきちんと答えてもらえない場合は、その結婚相談所を選ばないほうがよいでしょう。
結婚相談所へ入会する前に押さえるべき注意点
ここでは、結婚相談所へ入会する前に押さえるべき注意点について解説します。
成婚率を重視しすぎない
結婚相談所では成婚率の高さをアピールしているところが多いですが、成婚率はあくまで参考程度にとどめておくことをおすすめします。成婚の定義は相談所ごとに異なり、成婚率の計算方法もさまざまです。そのため、成婚率をそのまま比較することは難しいのです。
成婚率の計算方法にはいくつかのパターンがあり、以下のような方法で計算されることが一般的です。
● 成婚退会した人数÷総会員数
● 成婚退会した人数÷総退会者数
● 一定期間に成婚退会した人数÷一定期間の退会者数
計算に使う分母と分子を変更するだけで、成婚率のパーセンテージが大きく変わります。結婚相談所を選ぶ際には、成婚率だけでなく、サポート内容や自分に合ったプランなど、ほあかの要素も十分に確認することが大切です。
無料相談後に即入会しない
無料相談を受けると、その結婚相談所のサービスが魅力的に感じて、すぐにでも入会したいと思うかもしれません。しかし、その場で即入会するのは避けましょう。
1件の無料相談だけでは、その相談所が本当に自分に合っているかどうかは判断できません。複数の結婚相談所で無料相談を受けることで、サービス内容や料金、サポート体制などをさまざまな視点で比較することができます。
焦らずにじっくりと考え、自分に最適な相談所を選ぶことが大切です。
入会金や月会費が無料である点に惑わされない
入会金や月会費が無料の結婚相談所は、初めは魅力的に見えるかもしれません。しかし、無料の裏にはほかの料金がかかる場合が多く、入会手数料やお見合い料、成婚料などで予想以上の出費が発生することがあります。
その結果、トータルでみるとほかの結婚相談所よりも高額になる可能性があるので、注意が必要です。入会金や月会費が無料でも、その他の料金が高額でないか、必ず事前に確認し、総費用を把握した上で判断しましょう。
担当者との相性も考慮する
担当者との相性は、結婚相談所における婚活の成果を左右します。紹介してもらえるお相手の質や、婚活に対するモチベーションにも影響するため、誠意をもって対応してくれる担当者がいるかどうかも確認しましょう。
無料相談の機会を利用して、アドバイザーの雰囲気や人柄をチェックするのがおすすめです。
料金体系は詳細まで確認する
結婚相談所に入会する前に、料金体系をしっかり確認することが重要です。もし料金に関する説明が不明確な場合、追加料金が発生する可能性があります。そのため、すべての費用項目を確認し、どのタイミングでどのような費用が発生するかを事前に把握しておきましょう。
中途退会や違約金の有無も確認する
結婚相談所を利用中に成婚に至らず退会する場合、前払いした会費の返金や違約金に関してトラブルが発生することがあります。退会時に返金を受けられなかったり、違約金を請求されたりするケースもあるため、契約前にルールをしっかりと確認しておきましょう。
クーリングオフ制度の説明があったかどうかも確認する
結婚相談所に入会する前に、必ずクーリングオフ制度についての説明があったかを確認しましょう。クーリングオフとは、契約後一定期間内に無条件で契約を解除できる制度で、消費者を保護するために設けられています。
一般的に、クーリングオフ期間は契約日から8日以内であり、この期間内に契約を解除すれば、料金を全額返金してもらうことができます。入会前に、クーリングオフ制度についての詳細な説明を求め、万が一の場合に備えておきましょう。
契約書は隅々まで読む
契約書の書面を受け取ったら、細かな点まで十分に確認しましょう。結婚相談所の契約書には、以下のような項目が記載されているのが一般的です。
● 料金体系
● 追加料金の有無
● 入会資格
● サービス開始日および終了日
● サービス内容
● 途中解約の規定
● 休会の規定
● 契約更新について
● クーリングオフ
● お見合いのキャンセルやルール違反をしたときの違約金
● 相談所の運営者名や住所、電話番号
● 個人情報の取り扱いについて
悪徳な結婚相談所の特徴
結婚相談所を名乗る事業者のなかには、まれに悪徳な運営を行っている相談所も存在します。以下の特徴のある結婚相談所には、入会しないように注意してください。
料金体系があいまい
契約前に料金体系を明示しない結婚相談所は、あとからオプション料などの名目で高い費用を請求してくる場合があります。これらの追加料金が予想以上に高額であることが多く、クーリングオフが適用されない状況に陥ると、お金が戻ってこないケースもあります。
料金に関する不明点や不安な点がある場合は、十分に確認することが重要です。
入会を急かす
「いまだけお得に入会できます」「このチャンスを逃すと損しますよ」といったセールスの言葉で、入会を急かしてくる結婚相談所には注意が必要です。即入会を迫ってくる場合、その相談所の担当者に入会獲得のノルマが課されていることがあり、契約をとにかく締結させようとしている可能性があります。
悪質な結婚相談所では、入会後に高額な費用を請求し、その後のサポートが十分でないこともあります。焦らず、冷静に検討してから決断することが大切です。
十分なサポートを受けられない
悪徳な結婚相談所では、入会後に十分なサポートを提供しないことがあります。たとえば、カウンセリングは行うものの、お相手を紹介しない、または紹介する頻度が非常に低いといったケースです。
また、何かと理由をつけてお見合いや紹介を避け、会員を長期間在籍させることで、月会費で利益を得ようとする場合もあります。
身元確認が徹底されていない
入会時の身元確認が不十分な結婚相談所には、詐欺師が会員として紛れ込むリスクがあります。結婚話を持ちかけてお金をだまし取ろうとするだけでなく、宗教の勧誘手口としても利用されることがあり、問題となっています。
信頼できる結婚相談所は入会時の身元確認を徹底していますが、きちんと身元を確認せずに入会させてしまう結婚相談所は、信頼性に欠けるため避けたほうがよいでしょう。
連盟に加入していない
結婚相談所の連盟に加入している事業者は、法律や団体内のルールにそって運営が行われているため、一定の信頼性が確保されています。しかし、連盟に加入していない結婚相談所のなかには、法令を遵守しない悪徳事業者も混ざっています。
連盟に非加入の結婚相談所でも良心的な事業者はありますが、加盟店であることは適正な運営が行われているひとつの指標になるでしょう。
結婚相談所へ入会する際に必要な書類
結婚相談所の入会手続きでは、各種書類の提出を求められます。結婚相談所へ入会する際に必要な書類は以下のとおりです。
男性
必要書類 | 取得方法 |
---|---|
独身証明書 | 既婚者の入会を防ぐ目的で、独身証明書の提出が必要です。本籍がある自治体の役所に行って窓口で発行してもらうか、郵送の手続きも可能となっています。
本籍地と住民票に登録されている住所が違う場合、住民票が登録してあるほうの役所では独身証明書を発行できません。申請時に、運転免許証などの身分証明書が必要です。 |
本人確認書類(身分証明書) | 以下にあげる証明書のうち、いずれかのコピーを本人確認書類として提出します。
● 運転免許証 顔写真がついていない身分証明書を使用する場合、現住所を確認できる別の書類をあわせて提出しなければならないケースがあります。 |
現住所証明書(住民票など) | 現住所を確認するための書類として、住民票などを提出します。住民票が登録されている自治体の役所にある窓口で手続きをするか、マイナンバーカードを使用してコンビニで発行しましょう。
コンビニ交付に対応していない市区町村もあるため、交付可能か事前に調べておきましょう。 |
卒業証明書 | 短大卒業以上の学歴を持つ方は、最終学歴の証明として卒業証明書のコピーを用意しましょう。卒業証明書は、卒業した学校の窓口に依頼して発行してもらいます。
遠方の場合は、郵送で対応できるか問い合わせましょう。 |
資格証明書 | 医師や弁護士、税理士などの国家資格を保有している場合は、資格証明書のコピーを提出します。それ以外にも、専門的な資格を持っている方は、資格証明書の提出を求められることがあります。 |
収入証明書 | 年収を証明する書類として、収入証明書の提出も必要です。源泉徴収票や課税証明書、確定申告書などのコピーを、収入証明書として提出しましょう。
男性は年収の公開が必須で、女性は任意としている結婚相談所もありますが、女性も年収を公開する場合は収入証明書を提出することになります。 |
まとめ
結婚相談所を選ぶ際は、運営形態や会員紹介方法、サービス内容、会員数、費用など、さまざまな要素を総合的に比較することが重要です。できるだけ複数の結婚相談所で無料相談を申し込み、自分の目でサービスの質やカウンセラーの対応を確認することをおすすめします。
結婚相談所ハッピーカムカムは、成婚率の高さとスピードを強みとしている結婚相談所です。「1年以内の成婚率51.5%」「累世成婚数2,700組」という圧倒的な実績はもちろん、24年のノウハウと経験豊富なアドバイザーが、あなたの婚活を徹底的にサポートします。
また、ご希望されているお相手を正確に見極め、的確に紹介し、お客様の貴重なお時間を無駄にしないよう、ご成婚までの最短ルートをサポートします。結婚相談所に不安や疑問をお持ちの方は、まずは無料相談にお越しください。