理想の結婚相手を見つける手段として、結婚相談所は強い味方となります。東京都内には多くの相談所があり、それぞれの特徴や料金、サポート内容が異なるため、どこを選べばよいのか迷ってしまう方も多いでしょう。効率的に婚活を進めるためには、自分に合った相談所を選ぶことが重要です。
そこで今回は、東京都内のおすすめ結婚相談所を厳選して紹介し、費用相場や選び方のポイントについても詳しく解説します。結婚を真剣に考えている人が、最適な環境で理想のパートナーと出会えるよう、役立つ情報をしっかりお届けします。
東京のおすすめの結婚相談所5選
結婚相談所選びは、成婚への近道を見つける重要なステップです。東京都内には、多様なニーズに応える結婚相談所が数多く存在し、サポート体制や料金体系、マッチング方法も異なります。こうした多くの選択肢のなかから、自分に合ったサービスを選ぶことが最初の第一歩といえるでしょう。
ここでは、東京都内のなかでも、とくに成婚実績や口コミ評価の高い相談所を厳選してご紹介します。理想の相手と出会うために、信頼できる結婚相談所を見つけ、婚活を成功へと導きましょう。
ハッピーカムカム
ハッピーカムカムは、東京・恵比寿と銀座にサロンを構え、24年の歴史を持つ老舗の結婚相談所です。無駄なお見合いを省き、会員一人ひとりの希望に合わせて的確なお相手を紹介をする点が特徴です。
初回時にはアドバイザーがしっかりとヒアリングし、成婚までの最短ルートを提案します。この丁寧なヒアリングにより、成婚までの時間を無駄にせず、理想の相手との出会いをかなえます。
また、料金体系も成婚を早める設計となっており、月会費16,500円(税込)で最大200人までの紹介が可能です。充実したサポート体制のもと、多くの選択肢のなかから、自分に合ったお相手を見つけられます。
さらに、年中無休のサポート体制も魅力のひとつです。1年以内の成婚率51.5%という高い実績を持つ経験豊富なアドバイザーが在籍し、累計成婚実績は2,700組にのぼります。IBJ加盟店のなかでもトップクラスの実績を誇り、創業以来積み上げてきた24年のノウハウが強みです。
ハッピーカムカムでは、ただ成婚に導くだけでなく、会員が納得できるお相手と結婚できるようサポートしています。そのために、どのような相手を求めているのかを明確にし、それに対して自分がどのような姿勢で婚活を進めるべきかをアドバイスします。
このように、結婚に必要な要素をしっかりと整理しながら、的確なサポートをすることが特徴です。累計10,000人以上の会員を支援してきた実績があり、担当アドバイザーを中心としたチーム体制で一人ひとりをサポートしています。
また、ハッピーカムカムでは、業界初となるコンシェルジュサービスを導入し、細やかにサポートしています。会員がストレスなく婚活を進められるよう、細部まで配慮されたサービスが特徴です。
こうしたきめ細やかな対応が評価され、東京・恵比寿や銀座を拠点としながらも、全国から相談者が訪れるほどの人気を誇ります。とくに口コミでの評価が高く、無料相談の申し込みも多数寄せられています。
まずは無料相談を活用し、サービス内容や婚活の進め方を確認するのがおすすめです。
株式会社IBJ(IBJメンバーズ)
IBJメンバーズは、日本最大級の結婚相談所ネットワークを運営する株式会社IBJが展開する直営の結婚相談所です。2025年2月時点で会員数は95,586名にのぼり、そのうちIBJメンバーズの会員は6,000名となっています。
大都市圏を中心に、厳しい入会基準を満たした会員が多く在籍しており、質の高い出会いを提供していることが特徴です。結婚を真剣に考えている方が集まるため、効率的に婚活を進められる環境が整っています。
IBJメンバーズでは、交際が成立した時点ではなく、プロポーズが成功し婚約に至った時点を「成婚」と定義しています。多くの結婚相談所では交際が成立すれば成婚とみなされることが一般的ですが、IBJメンバーズでは婚約に至るまでのサポートを徹底していることから、確実な結婚へと導いてくれるでしょう。
お見合いのセッティングや交際中のフォローはもちろん、プロポーズのタイミングや進め方についても専任カウンセラーが伴走し、成婚に向けた支援をします。このように結婚に至るまでのさまざまなハードルを乗り越えるための手厚いサポートが特徴です。
また、IBJメンバーズの会員は質が高いことも魅力のひとつです。男性会員の84%が年収500万円以上となっており、安定した生活基盤を持つ方が多く在籍しています。学歴や職業面でもハイクラスな方が多く、結婚後の生活をしっかりと考えたうえで相手を選べます。
IBJ独自の厳格な入会基準をクリアした会員のみが登録できるため、真剣に結婚を考える方にとって、理想の相手と出会いやすい環境が整っているのです。
婚活を支えるカウンセラーの質の高さも、IBJメンバーズの大きな強みです。カウンセラーは100時間以上の研修を受け、認定試験に合格した方のみが担当します。
試験の合格率は27.3%と狭き門となっており、傾聴力・質問力・提案力に優れた精鋭がサポートします。
そのため、婚活中に生じる悩みや課題に対して、経験豊富なカウンセラーが適切なアドバイスを提供し、出会いから成婚までの道のりをスムーズに進めることが可能です。お見合いの設定や交際サポートだけでなく、交際中の不安や疑問にも寄り添い、よりよい関係を築くための助言をします。
また、IBJメンバーズでは「1年間のプログラム戦略」を取り入れ、計画的な婚活を進められるようサポートしていることも大きな特徴です。
株式会社ZWEI(ツヴァイ)
株式会社ZWEI(ツヴァイ)は、全国に53店舗を展開し、業界No.1の店舗数を誇る結婚相談所です。男女バランスの取れた10万人以上の婚活会員が在籍し、質の高いマッチングを提供しています。
店舗では日々の相談だけでなく、マッチング後の初対面の場としても活用できるため、安心感のある婚活が可能です。婚活カウンセラーが雰囲気づくりをサポートし、初対面の緊張を和らげることで、交際につながる確率を高めています。
ツヴァイの大きな魅力のひとつは、JLCA認定の婚活カウンセラーによる手厚いサポートです。厳格な教育を受けたプロフェッショナルが、婚約までしっかりと伴走し、婚活の成功を後押しします。
また、会員の希望をしっかりとヒアリングしたうえで、単に条件に合う相手を紹介するだけでなく、プロの視点から最適な相手を提案するのが特徴です。そのため、自分では気づかない相性のよいお相手との出会いを生み出し、スムーズな婚活を実現しています。
また、ツヴァイでは「価値観による出会い」「デートプランによる出会い」「IBJ検索による出会い」など、多様な出会いのスタイルを用意しています。結婚生活において価値観の一致は非常に重要な要素であり、長く良好な関係を築くために役立つでしょう。
条件マッチングでは、年齢や学歴、収入などの基本的なデータをもとに相性のよい相手を紹介します。こうした多角的なアプローチにより、自分に最適な方法で婚活を進められるのがツヴァイの強みです。
ツヴァイのもうひとつの魅力は、全国展開しているため、地方在住の方でも婚活を進めやすい点です。都市部だけでなく地方にも店舗を構えており、対面でのサポートが受けられるため、オンラインのみの婚活に不安を感じる方にとっても利用しやすい環境が整っています。
また、ツヴァイのネットワークを活かし、遠距離婚活を希望する方にも対応しています。全国規模で婚活をサポートできる体制が整っているため、理想の相手と出会うチャンスを広げられるでしょう。
料金体系についても、利用しやすいプランが用意されています。活動内容やサポートのレベルに応じて複数のプランが設定されており、自分に合った婚活スタイルを選ぶことが可能です。費用面でも、成婚までの総額を考慮したコストパフォーマンスのよい設計がされており、無理なく続けられる点が評価されています。
株式会社オーネット
株式会社オーネットは、会員数業界最大級の結婚相談所として、多様な婚活スタイルを提供しています。大手ならではの充実したサービスと豊富な出会いの機会を活かし、効率的に理想の相手と巡り合えるでしょう。
オーネットの大きな特徴のひとつは、Web上でお相手候補を確認できる無料診断です。他社とは異なり、入会前の段階で具体的なお相手候補をイメージできるため、事前にどのような方と出会える可能性があるのかを知ったうえで活動を始められます。
これにより、安心して婚活をスタートできるだけでなく、時間を無駄にすることなく自分に合った出会いを実現できるでしょう。
また、オーネットは「タイムパフォーマンス重視派」も「自分のペース派」も満足できる婚活が可能な点が魅力です。たとえば「1年以内に結婚したい」と考えている方には、積極的に出会いの機会を増やせる環境が整っています。
一方で「じっくりお相手と向き合って婚活を進めたい」という方にとっても、自分のペースで活動できるシステムが用意されています。婚活の進め方は人それぞれ異なりますが、オーネットなら一人ひとりの希望に応じた婚活が実現できるでしょう。
出会いの方法も多彩で、オーネット独自のデータマッチングシステムに加え、プロフィール検索やイベント・パーティーでの出会いなど、さまざまなスタイルから選べます。
データでのマッチングでは、価値観や性格を考慮した相性のよい相手を自動的に紹介してもらえるため、無駄のない婚活が可能です。また、直接お相手を検索できる機能もあり、希望する条件を自分で設定しながら、気になる方を探せます。
さらに、オーネット主催のイベントやパーティーでは、リアルな場での出会いを楽しめるため、自然なコミュニケーションを求める方にもおすすめです。
オーネットでは、会員の質の高さにもこだわっており、入会時に独身証明書の提出を義務付けています。これにより、結婚を真剣に考えている独身の方のみが登録されているため、安心して婚活を進められるでしょう。
また、オーネットは全国規模で展開しているため、地方在住の方でも婚活が進めやすい環境が整っています。都市部だけでなく、全国に支店を構えていることで、対面でのサポートを受けやすく、オンライン婚活に不安がある方にとっても利用しやすいでしょう。
まずは無料診断を活用し、どのようなお相手候補がいるのかを確認することから始めるのがおすすめです。
株式会社サンマリエ
株式会社サンマリエは、全国に展開する結婚相談所として、手厚いサポートと多様な出会いの方法を提供しています。
入会前の相談から成婚後のアフターケアまで、プロの仲人が専任でサポートし、婚活をスムーズに進められる環境が整っています。成婚を真剣に考える方にとって、信頼できる婚活パートナーとなる結婚相談所だといえるでしょう。
また、会員数の多さも、サンマリエが選ばれる理由のひとつです。業界最大級の91,318名が登録しており、男女比のバランスもよいため、理想の相手と出会える可能性が高くなります。
20代後半から40代を中心とした会員層で、結婚を真剣に考えている方が多いため、安心して婚活を進められるでしょう。さらに、サンマリエでは入会時に審査があり、独身証明書の提出が義務付けられているため、結婚に真剣な方のみが登録している環境が整っています。
サンマリエでは、紹介とデータ検索の両方の婚活方法を採用しているため、自分に合ったスタイルで婚活を進められるでしょう。
料金体系も明確で、月会費は16,500円(税込)からとなっています。2つの異なるプランが用意されており、希望するサービス内容に応じて選べます。本気で結婚を考えている方を応援するために、初期費用などを割引する制度も用意されているため、金銭的な負担を抑えながら婚活を進めることが特徴です。
結婚相談所を利用する際に気になるのは費用面ですが、サンマリエでは明確な料金設定と割引制度があるため、安心して利用できます。
婚活を進めるなかで、悩みや不安を抱えることも少なくありませんが、サンマリエでは婚約までのプロセスをしっかりとサポートし、必要に応じてアドバイスを受けられます。成婚後のアフターサポートも充実しており、結婚後のライフプランについても相談できる点も魅力です。
婚活は成婚がゴールではなく、幸せな結婚生活を築くことが最終目標ですが、サンマリエではその後の人生まで見据えたサポートを提供している点が大きな強みだといえるでしょう。
サンマリエは、プロの仲人による手厚いサポートを受けながら婚活を進めたい方、専任カウンセラーと二人三脚で活動したい方にとくにおすすめの結婚相談所です。
紹介型とデータ検索型を組み合わせた柔軟なシステムにより、それぞれの希望に応じた婚活が可能となっています。全国展開しているため、対面での相談も受けやすく、地方在住の方でも安心して利用できる点も魅力です。
結婚を真剣に考え、効率的に理想の相手と出会いたい方にとって、サンマリエは信頼できる選択肢となるでしょう。まずは無料相談を活用し、どのような出会いの可能性があるのかを確認してみることをおすすめします。
結婚相談所の種類は?
「結婚相談所」と一言で言っても、じつはさまざまな種類があります。結婚相談所の種類について、大手や地域密着型との違い、来店型やオンライン型の違いをそれぞれ解説します。
大手と地域密着型の違い
結婚相談所には会員数が多く全国で幅広く展開している「大手」と、それぞれの地域で独自に運営している「地域密着型」があります。それぞれ、どういった違いがあるのでしょうか。
大手の特徴
大手結婚相談所は全国規模で展開し、多数の会員が登録していることが特徴です。これにより、多様な出会いの機会が期待でき、理想のパートナーと巡り合う可能性が高まります。データマッチングや各種イベントなど、多彩な婚活コンテンツが充実しており、個々のニーズに合わせた婚活スタイルを選択できます。
一方で、会員数が多い分、個々へのサポートが手薄になる傾向があります。サポートはメールや電話が基本で、活動自体は会員が主体的に行動する必要があります。そのため、自分から積極的にアプローチできる方や、サポートは最低限でよいと考える方に向いています。
なお、大手の結婚相談所は広告費にお金をかけていることも多く、その分、入会金や成婚料などが高くなる傾向があります。その点は気をつけておきましょう。
地域密着型の特徴
地域密着型の結婚相談所は、特定のエリアに特化して運営されており、会員もその地域に居住する方が中心です。これにより、結婚後も同じ地域での生活を希望する方にとって、理想的な出会いの場となります。
また、地域密着型の相談所は、1名の担当者が受け持つ会員数が少ないため、一人ひとりに対して親身で手厚いサポートが期待できます。このような環境では、会員と仲人との信頼関係が深まり、成婚率が高まる傾向があります。
さらに、地域密着型の結婚相談所は、入会金や月会費が比較的安価に設定されていることが多く、費用面での負担が少ないのもメリットのひとつです。
ただし、特定地域に絞られていることから会員数も限定的であるため、出会いのチャンスが大手に比べて少ない場合があります。このようなときは、結婚相談所連盟に加入している結婚相談所を選ぶのもよいでしょう。
結婚相談所連盟に加入している相談所であれば、自社会員のなかにマッチング率の高そうな会員がいなかったとしても、連盟内で共有している会員データのなかから他社の会員を紹介してもらえることもあります。
来店型とオンライン型の違い
結婚相談所といえば、店舗に出向いてカウンセラーに相談しながら婚活を進めるイメージを持っている方も多いかもしれません。しかし、昨今は従来の来店型だけでなく、オンライン型の結婚商談所も増えています。
来店型の特徴
来店型の結婚相談所では、実店舗で専任カウンセラーと直接対面しながら婚活を進められます。プロの視点からのアドバイスやサポートを受けられるため、婚活初心者や恋愛経験が少ない方でも安心して活動を進められるでしょう。
また、カウンセラーとの密なコミュニケーションにより、プロフィールだけでは伝わらない人柄や価値観を考慮したマッチングが可能です。これにより、相性のよい相手と出会える確率が高まります。
さらに、日程調整やお見合いのセッティングなど、煩雑な手続きを代行してもらえるため、忙しい方でも効率的に婚活を進められるでしょう。
ただし、来店型はオンライン型に比べて費用が高めに設定されている場合があります。また、店舗への訪問が必要なため、時間や場所の制約を受けることも考慮しておきましょう。
オンライン型の特徴
オンライン型の結婚相談所は、スマートフォンやパソコンを利用して婚活を進める形が特徴です。オンライン型であっても、独身証明書の提出をはじめとした本人確認の過程を必要とするため、来店型同様に信頼性の高い出会いが期待できます。
時間や場所を問わず活動できることから、忙しい方や地方に住んでいる方にも適しています。実店舗を持たないため運営コストが抑えられ、リーズナブルな料金設定が多い傾向にあります。これにより、金銭的負担を軽減しつつ、質の高いサービスを受けられる点が魅力といえるでしょう。
ただし、オンライン型はより主体性のある活動が求められます。カウンセラーのサポートは主にチャットやビデオ通話で行われるため、対面での細やかなサポートを希望する方には、少々物足りなさを感じるかもしれません。
結婚相談所でかかる費用相場は?
結婚相談所を利用するうえで、費用の相場を事前に把握しておくことはとても重要です。結婚相談所にはさまざまなタイプがあり、提供するサービス内容やサポート体制によって料金にも幅があります。ここでは、主な費用項目ごとの相場を詳しく見ていきましょう。
【初期費用】5~20万円
結婚相談所の初期費用は、5万円から20万円程度が相場とされています。この費用には、入会金や登録料、プロフィール作成のサポート費用などが含まれており、相談所ごとのサービスは異なります。
入会金は、会員としての正式な登録のための費用で、結婚相談所の信用性やサポートの質によって金額が変わることが特徴です。
登録料は、会員の情報をシステムに登録し、検索データベースを利用できるようにするために必要となる費用です。
さらに、プロフィール写真の撮影や自己紹介文の作成サポートが初期費用に含まれる場合もあります。第一印象を左右する重要な要素となるため、使用するプロフィール写真は慎重に選びましょう。
高額な初期費用を設定している相談所では、カウンセリングの充実度やサポートの手厚さが期待できることが多く、逆にリーズナブルな相談所では、自主的に婚活を進めるスタイルが求められることがあります。高額な費用をかければよいというわけではなく、自分に合ったサポート内容かどうかを見極めることが、婚活成功のカギとなります。
【月会費】5000~2万円
結婚相談所の月会費は、およそ5,000円から2万円が相場とされており、サポート内容や相談所の規模によって異なります。基本的なサービスには、会員専用システムの利用、担当カウンセラーとの定期的な面談、お相手紹介などが含まれます。
月会費が高めに設定されている相談所では、個別の婚活プランの提案や成婚に向けた具体的なアドバイスを受けられることが多く、サポート体制の充実度が期待できます。サポートの手厚さには違いがあるため、自分の婚活スタイルに適した相談所を選ぶことが重要です。
一方で、比較的リーズナブルな月会費の相談所では、データベースを活用して自分でお相手を探すスタイルが中心となることが一般的です。婚活に積極的に取り組み、自主的に活動できる人には、このような料金体系が合っているでしょう。
また、月会費が低い場合でも、別途お見合い料が発生するケースがあります。費用全体を考慮したうえで、相談所を比較することがポイントになります。
月会費は毎月継続して支払う費用だからこそ、料金だけで判断せず、サービス内容や自分の婚活に対する姿勢と照らし合わせて選ぶことが、よりよい結果へとつながるでしょう。
【活動費用】成婚料5万~30万円
結婚相談所の成婚料は、一般的に5万円から30万円程度が相場です。この費用は、相談所を通じて成婚に至った際に支払う成功報酬であり、婚活サービスの質やサポート内容によって金額に幅があります。
成婚の定義は相談所によって異なり、プロポーズの成立時点で成婚とする場合や、交際が一定期間継続した段階で成婚とみなすケースもあります。
成婚料を設定している相談所では、会員が結婚に至るまで手厚いサポートがあり、実際に成婚へと導くことを重視しています。そのため、成婚料が発生する相談所では、成婚を目的とした本気度の高い会員が集まりやすく、結婚への意欲が強い相手と出会える可能性が高まります。
一方で、成婚料が低額または無料の相談所も存在し、その場合は月会費やお見合い料がやや高めに設定されていることが多い傾向にあります。費用を抑えたいからといって、成婚料がかからない相談所を選ぶと、サポートが十分でなかったり、結婚に真剣な会員が少なかったりする可能性もあるでしょう。
そのため、まずはその相談所の「成婚の定義」を確認し、料金体系とサービス内容を比較しながら選ぶことが大切です。
【お見合い料】5千円~1万円
結婚相談所のお見合い料は、1回あたり5千円から1万円程度が相場です。この費用は、お見合いのセッティングや日程調整、相手とのマッチングに関わるカウンセラーのサポートも含んでおり、スムーズな出会いを実現するための重要な役割を果たします。
お見合い料を設定している相談所では、出会いの質を重視し、条件や価値観の合う相手とのマッチングを丁寧に行う傾向があると考えられるでしょう。一方で、お見合い料が無料の相談所も存在し、その場合は月会費が高めに設定されていることが多く、定額で何度でもお見合いができるシステムを採用しています。
お見合いの機会を増やしたい場合は、定額制の相談所が適していることもあります。しかし、1回ごとに料金が発生するシステムの方が、男女双方ともに本気でお見合いに臨むため、質の高い出会いにつながりやすいメリットもあるでしょう。
また、相談所によっては、お見合い成立時点で費用が発生する場合と、実際に対面した時点で費用が発生する場合があり、事前に把握しておくことが大切です。料金だけでなく、マッチングの精度やサポート体制を考慮し、自分に合った料金体系の相談所を選ぶことが、婚活を成功させるポイントとなります。
結婚相談所の活動の流れは?
ここからは、結婚相談所の活動の流れを解説します。
1.結婚相談所へ入会
結婚相談所への入会は、真剣な婚活を始めるための最初の大切なステップです。そのために、自分の希望や条件に合った結婚相談所を選ぶことが大切です。
相談所はそれぞれサービス内容やサポート体制が異なるため、しっかりリサーチしましょう。また、選んだ相談所でカウンセリングを受けてみることで、婚活の目的や理想のパートナー像、活動の進め方などを担当者と共有できるため、今後の方針をしっかり決められます。
カウンセリング後は、正式な入会手続きに進みます。国内最大級の結婚相談所連盟・IBJの結婚相談所では、入会にあたって以下の書類提出が求められます。
【全員必須】
● 本人確認書類(顔写真付きの身分証明書)
● 住民票
● 独身証明書
【該当者のみ必須】
● 学歴を証明する書類(卒業証明書など)
● 国家資格が確認できる書類
【男性のみ必須】
● 収入が確認できる書類(収入証明書)
● 勤務先が確認できる書類(在籍証明書など)
これらの書類は、入会者の信頼性を確保し、会員全員が安心して婚活を進めるために必要なものです。
入会手続きが完了したら、次にプロフィールの作成と写真撮影をします。プロフィールは、自己紹介や趣味、価値観、結婚観などを詳細に記載し、自分の魅力を伝える重要なツールです。写真はお相手からの第一印象を左右するため、プロのカメラマンによる撮影をおすすめします。
2.お相手探し
お相手探しは、システムを利用した検索、カウンセラーからの紹介、条件にもとづく自動マッチングなどがあります。会員専用の検索システムでは、年齢や職業、趣味などの詳細な条件を設定できるため、理想のパートナー像に近い人を見つけやすくなるでしょう。
一方、カウンセラーによる紹介は、会員の希望や性格を考慮したうえで提案が行われるため、自分では気づかなかった魅力的な相手と出会える可能性が広がります。
また、条件にもとづく自動マッチングでは、登録時に設定した希望条件に合う相手の情報が定期的に届くため、新たな出会いの機会が得られます。これらの方法を組み合わせることで、多角的なお相手探しが可能になり、より自分に合った出会いを引き寄せやすくなるでしょう。
自分のペースで進められる検索と、専門的なアドバイスを受けられるカウンセラーの紹介を活用することで、婚活をよりスムーズに進められます。
3.お見合い
お見合いは双方の合意のもと、ホテルのラウンジやカフェなど落ち着いた場所で1時間程度行われます。日程調整や場所の予約は、結婚相談所のカウンセラーがサポートする場合が多く、スムーズなセッティングが可能です。
お見合い当日は、第一印象が大切です。清潔感のある服装や身だしなみを心掛け、時間厳守で臨みましょう。
会話では、相手のプロフィールを事前にチェックし、共通の話題や興味を持てるテーマを用意しておくと、自然なコミュニケーションが取れます。相手の話に耳を傾け、適度なリアクションを示すことで、好印象を与えられます。
お見合い後は、結婚相談所を通じて、交際を希望するか否かの意思表示をします。双方が交際を希望すれば、次のステップである仮交際へと進みましょう。この段階では、複数の相手と同時に交際することが可能で、お互いの理解を深める期間となります。
4.仮交際
仮交際とは、お見合い後に双方が「またこの人と会いたい」と希望した場合に始まる、お互いを深く知るための期間です。この段階では、複数の相手と同時に交際することが許されており、それぞれのお相手との相性や価値観を見極めることが目的となります。
仮交際は、デートや食事などをしながらお互いのことを知る期間です。友人関係に近い位置づけであり、互いの趣味やライフスタイル、将来のビジョンなどを共有し、理解を深めていきましょう。
仮交際中に複数の相手と関係を築くことは、自分に合うパートナーを見つけるための有効な手段です。ただし、相手に対して誠実に向き合い、礼儀やマナーを守ることが求められます。
交際を続けるなかで相性が合わないと感じた場合は、速やかに結婚相談所のカウンセラーを通じて交際を終了できます。
5.真剣交際
真剣交際は、仮交際を経て特定の相手と結婚を前提に深い関係を築く重要な段階です。この期間中は、ほかの交際をすべて終了し、ひとりの相手に専念します。
真剣交際の主な目的は、結婚後の生活を具体的にイメージし、価値観や将来設計を共有することです。たとえば、結婚後の住居や仕事の継続、子育ての方針、家計の管理方法など、生活全般に関わる具体的な話し合いをしておきましょう。
真剣交際中に不安や疑問が生じた場合は、結婚相談所のカウンセラーに相談できます。
6.プロポーズ
真剣交際を経て結婚の意思が明確なものになったら、プロポーズに進みます。プロポーズ前には、結婚相談所のカウンセラーを通じて、相手の意思を確認することをおすすめします。
プロポーズの方法や場所は、相手の好みや2人の思い出の場所などを考慮して選ぶとよいでしょう。サプライズを計画する際は、相手の性格や状況を踏まえ、過度な演出にならないよう注意が必要です。
また、プロポーズの言葉は、自分の気持ちを素直に伝えることが大切です。形式ばった言葉よりも、心からのメッセージが相手の心に響きます。
プロポーズが成功し、双方の意思が確認できれば、結婚相談所を通じて成婚退会の手続きをしましょう。
真剣交際までの一般的なデートの回数は?
結婚相談所における仮交際から真剣交際へ進展するまでのデート回数は、個人差があるものの、一般的には3〜4回程度とされています。
この期間は、お互いの人柄や価値観、将来のビジョンを確かめ合う大切なステップです。仮交際中のデートは、食事やカフェでの会話、共通の趣味を楽しむなど、リラックスした環境で行います。これにより、自然体の相手を知れるでしょう。
また、デートの頻度や内容は、双方のスケジュールや関心事に合わせて柔軟に調整することが重要です。仮交際の期間は一般的に1〜2か月程度とされていますが、これはあくまで目安であり、それぞれのカップルの状況や相談所の方針によって異なります。
結婚相談所の成婚率は?
結婚相談所の成婚率は、各社の算出方法や定義の違いにより大きく異なります。50%以上の高い成婚率を公表しているところもありますが、算出方法が統一されていないため、実態はわかりません。
実際、経済産業省の調査によれば、結婚相談所全体の平均成婚率は約10%とされています。
また、成婚率は年齢によっても変動します。20代の会員では約30%、30代では約20%、40代では約5%と、年齢が上がるにつれて成婚率は低下する傾向です。これは、年齢と共に理想の条件が高くなることや、出会いの機会が減少することが影響しています。
成婚率が低い理由として、料金や時間、労力の負担が挙げられます。結婚相談所の利用には、入会金や月会費などの費用がかかり、週末の時間をお見合いやデートに充てる必要があります。
これらの負担から、途中で退会する人が多く、結果として成婚率が低くなる要因となっていると考えられるのです。
しかし、ほかの婚活サービスと比較すると、結婚相談所の成婚率は高いといえます。たとえば、マッチングアプリの成婚率は約5%前後とされています。真剣に結婚を考えている方にとって、結婚相談所は有効な選択肢となるでしょう。
出典:経済産業省 「少子化時代の結婚関連産業の在り方に関する調査研究 資料編」(https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/281883/www.meti.go.jp/press/20060502001/houkokusho-shiryou-set.pdf)
結婚相談所が向いている人の特徴は?
ここでは、結婚相談所の利用が向いている人の特徴をピックアップしました。相談所の利用を検討中の方は、ご自身に当てはまるか確認してみましょう。
結婚願望が強い人
出会いの場は数多くありますが、結婚を真剣に考えている相手と確実に出会える機会は限られています。その点、結婚相談所には「結婚を前提とした出会いを求める人」だけが登録しているため、効率的に理想の相手を探せるといえるでしょう。
結婚を強く望んでいる人にとって、スムーズに婚活を進めることは重要です。結婚相談所では、カウンセラーが会員一人ひとりの希望をヒアリングし、価値観やライフスタイルに合った相手を紹介します。
独自のデータを活用したマッチングに加え、交際中のフォローや成婚に向けたアドバイスも受けられるため、理想の結婚へと近づきやすくなるでしょう。
短期間で効率よく結婚したい人
結婚を真剣に考えている人のみが集まるため、相手の結婚願望を確認する手間が省けます。最初から結婚を前提とした交際をスタートできることから、無駄な時間をかけずに結婚に向けて進めるのが大きな魅力です。
結婚相談所では、専任のカウンセラーが一人ひとりの希望に合った相手を紹介し、婚活の進捗を管理しながら的確なアドバイスを行います。そのため、自分でお相手を探すよりも早く、効率的に理想の相手と出会えるため、仕事やプライベートが忙しい人にも向いています。
また、結婚相談所は成婚までの期間が短い傾向にあり、早い人では数か月で結婚が決まるケースもあります。これは、相手の条件や価値観がマッチしやすい仕組みが整っているためです。最短ルートで結婚を目指したい人にとって、結婚相談所は最も効率的な選択肢といえるでしょう。
積極的に行動できる人
待っているだけでは、理想の結婚は実現しません。自らお見合いの申し込みをしたり、カウンセラーのアドバイスを受け入れて婚活の方向性を調整したりと、積極的に動ける人ほどスムーズに成婚へと近づけます。
結婚相談所では、プロフィールの作成やお見合いのセッティング、交際のフォローなどのサポートが充実していますが、最終的に出会いを深めるのは本人の行動次第です。出会いのチャンスがあっても、遠慮がちになったり受け身の姿勢でいたりすると、ご縁を逃してしまうこともあるでしょう。
短期間で成果を出すためには、自分から積極的にお見合いを申し込んだり、交際を前向きに進めたりする姿勢が必要です。
自己分析ができている人
自分がどんな結婚生活を望んでいるのか、どのような価値観を持つ相手となら幸せになれるのかを明確にしておくことで、効率的な婚活が可能になります。なんとなく「よい人と出会えたら」と考えているだけでは、理想の相手に巡り会っても決断ができず、チャンスを逃してしまうことも。
自己分析ができている人は、自分の強みや弱みを理解しているため、相手に対しても誠実に向き合えます。また、譲れない条件と妥協できるポイントを把握しておくことで、現実的な判断がしやすくなり、スムーズな婚活を実現できるでしょう。
柔軟性をもっている人
理想の条件を明確にすることは重要ですが、完璧な相手を求めすぎると出会いのチャンスを逃してしまうことがあります。最初の条件にこだわりすぎず、実際に会ってみてフィーリングを確かめることが、理想の結婚相手と出会う近道となるでしょう。
柔軟性がある人は、価値観の違いを受け入れたり、新しい考え方に適応したりできるため、交際がスムーズに進みやすい傾向があります。理想にとらわれすぎず、さまざまな出会いを前向きに受け入れることで、運命の相手と巡り合える可能性が高まるでしょう。
婚活の過程では、自分の思い描いていたパートナー像とは異なる相手であっても、意外な相性の良さを感じることもあります。こうしたチャンスを活かせるかどうかが、成婚への大きなポイントです。
恋愛経験が少ない人
これまで異性との交際機会が少なかった場合、どのようにアプローチすればよいのか、どんな会話なら関係を深められるのかが分からず、不安を感じることもあるでしょう。結婚相談所では、専任のカウンセラーが婚活の進め方を丁寧にアドバイスし、交際経験の少ない人でもスムーズに出会いを楽しめるようサポートします。
また、結婚を真剣に考えている人が集まる環境のため、恋愛経験の有無に関わらず、結婚を前提とした関係を築きやすいことも大きな魅力です。デートの仕方や交際の進め方が分からない場合でも、カウンセラーが状況に応じたアドバイスをし、婚活がスムーズに進むよう導きます。
日常で出会いが少ない人
「仕事が忙しく、職場と自宅の往復で1日が終わる」
「友人の紹介や合コンの機会も少なく、新しい出会いがなかなか見つからない」
そうした環境にいると、結婚したい気持ちはあっても出会いのチャンスが限られてしまいます。結婚相談所は、そうした「出会いの少なさ」に悩む人にとって、有効な選択肢のひとつです。
登録する会員は結婚を真剣に考えている人ばかりなため、効率よく理想の相手と出会える点が大きな魅力です。日常では接点がない職種の人や、異なる趣味や価値観を持つ人とも出会う機会があり、自分の視野を広げながら婚活を進められます。
また、専任のカウンセラーがサポートすることで、自分に合った相手を見極めやすくなり、より確実に結婚を目指せます。
安心して婚活したい人
結婚相談所は、身元が確かな相手と出会えるのが大きな特徴です。独身証明書や年収証明書の提出が義務付けられていることも多いため、マッチングアプリや合コンとは異なり、結婚に対する本気度が高い人だけが活動しています。
また、専任のカウンセラーが活動をサポートするため、初めての婚活でも安心して進められます。お見合いの日程調整や交際中のアドバイス、相手とのコミュニケーションの取り方まで、プロの視点で細やかにフォローしてもらえるのも魅力です。
結婚相談所が向いていない人の特徴は?
結婚相談所は誰でも利用できますが、なかには、こうした相談所の利用が向いていない人もいます。ここでは、結婚相談所に不向きな方の特徴を紹介します。
恋愛をしたい人
恋愛を楽しみたい人にとって、結婚相談所は必ずしも理想的な選択肢とはいえません。その理由はいくつかありますが、最も大きなポイントは「恋愛を育むプロセス」と「結婚を目的とした出会い」との間にあるギャップです。
まず、結婚相談所では最初から「結婚を前提とした出会い」が前提にあります。プロフィールの段階で年収や学歴、家族構成、結婚への意思など、非常に現実的で具体的な条件が求められます。
これは「好きになってから将来を考える」という恋愛型の出会いとは正反対で、条件や相性をもとにスタートする「お見合い型の交際」といえるでしょう。また、結婚相談所では交際期間に一定の期限が設けられることが多く、むやみに恋愛を続ける余地はありません。短期間で真剣に相手を見極めたい人が適しているといえるのです。
さらに、恋愛では駆け引きや自然な距離感のなかで気持ちが育つこともありますが、結婚相談所では担当カウンセラーが間に入るケースもあり、自由な恋愛感覚とは異なるサポート型の関係が構築されます。このような状況にストレスを感じる人にとっては「思うような恋愛がしにくい」と感じることもあるでしょう。
受け身すぎる人
受け身の姿勢で婚活を進めようとする方には、結婚相談所は向いていないかもしれません。結婚相談所では、カウンセラーやアドバイザーがサポートしますが、最終的な行動や決断は会員自身に委ねられています。
受け身すぎると、自ら積極的に行動することが少なくなるため、出会いのチャンスを逃してしまう可能性があるのです。たとえば、異性からのアプローチを待つだけでなく、自らも積極的にお見合いやイベントに参加する姿勢が求められます。
また、カウンセラーからのアドバイスを受け入れ、自分自身を改善していく柔軟性も重要です。受け身でいると、これらのサポートを十分に活用できず、婚活が進まないことがあります。
さらに、受け身の姿勢は、相手に対しても消極的な印象を与える可能性もあります。コミュニケーションでも、自ら話題を提供するほか、相手の話に興味を持って積極的に関わる姿勢が大切です。受け身すぎると、相手に興味がないと誤解される可能性もあります。
収入が不安定な人
多くの結婚相談所では、とくに男性は入会時に収入証明書の提出が求められ、安定した収入があることが条件となる場合があります。
そのため、収入が不安定な方は結婚相談所での活動において不利になる可能性があるでしょう。とくに男性の場合、年収が低いとお見合いの成立が難しくなる傾向があります。これは、多くの女性が結婚相手に経済的安定を求める傾向があるためです。
また、結婚相談所の利用には入会金や月会費、成婚料などの費用がかかります。収入が不安定でこれらの費用を負担することが難しい場合、結婚相談所での活動自体が困難となる可能性があります。そのため、経済的に余裕がない方には、結婚相談所での婚活はおすすめできません。
しかし、収入が不安定であっても、ほかの魅力や努力次第で成功するケースもあります。たとえば、性格や価値観の合致、共通の趣味など、経済面以外の要素で相手にアプローチすることも可能です。
お金をかけたくない人
結婚相談所では入会金、月会費、成婚料など、サービス内容やサポートの質に応じて料金が設定されています。これらの費用は、質の高い出会いとサポートを受けるための投資だと考えられるでしょう。
しかし、婚活にお金をかけたくないと考える方にとって、これらの費用を負担に感じるかもしれません。そのような方には、結婚相談所の利用は向いていない可能性があります。
なぜなら、費用を抑えることを優先すると、サービスの質や出会いの機会が限定される可能性があるからです。結婚相談所は、結婚を真剣に考える方々が集まり、専門のカウンセラーのサポートを受けながら活動する場です。そのため、費用対効果を理解し、自己投資として捉えるようにしましょう。
理想が高すぎる人
相手に対する理想が高すぎると、成婚への道が険しくなる可能性があります。とくに、年収や外見などの条件にこだわり過ぎると、出会いのチャンスを狭めてしまいます。結婚相談所では、プロフィールを通じて相手を探しますが、理想が高すぎると該当する人が少なくなり、マッチングの機会が減少します。
また、理想に合う相手がいても、その方はほかの多くの会員からも注目されるため、競争が激化するでしょう。結果として、希望する相手と出会えず、婚活が長期化するリスクが高まります。
さらに、理想が高すぎると、相手の内面や価値観といった本質的な部分を見落とす可能性があります。結婚生活では、相手との価値観の共有や信頼関係が重要です。外見や年収などの表面的な条件だけでなく、相手の人柄や共通の趣味、生活観なども知るすることが、幸せな結婚への近道となります。
結婚相談所での活動を成功させるためには、理想と現実のバランスを取る柔軟性が必要です。希望条件を見直し、譲れる部分と譲れない部分を明確にすることで、より多くの出会いの機会を得られます。また、カウンセラーとの相談を通じて、現実的な目標設定や相手探しのアドバイスを受けることも有効です。
現実的な目標・スケジュールを立てられない人
結婚相談所での婚活を成功させるためには、現実的な目標設定とスケジュール管理が不可欠です。しかし、目標設定やスケジュール管理が苦手な方は、婚活が難航する可能性があります。
たとえば、1年以内に結婚を目指す場合、どの程度の頻度でお見合いやデートをするかを明確にする必要があります。こうした計画がないと、婚活が長引き、モチベーションの低下を招くことがあるでしょう。
また、結婚相談所では、交際開始から6か月以内に結婚の意思決定をすることが一般的です。短期間での決断が難しいと感じる方は、結婚相談所のシステムに合わないかもしれません。
さらに、具体的な目標やスケジュールがないと、カウンセラーからの適切なサポートを受けにくくなります。カウンセラーは、会員の目標に合わせてアドバイスやサポートをしますが、それが不明確だと効果的な支援が難しくなります。
自然な出会いを求めている人
結婚相談所では、年齢、職業、年収などの条件をもとに相手を探すため、偶然の出会いから始まる恋愛とは異なります。そのため、ドラマや映画のような偶然の出会いを期待する方には、結婚相談所の利用は向いていないかもしれません。
自然な出会いを重視する方は、友人の紹介や趣味のサークルなど、日常生活のなかでの出会いを求める傾向があります。これらの方法では、相手の背景や価値観を徐々に知れるため、自然な関係を築くことが可能です。
一方、結婚相談所では、初対面で結婚を前提とした話が進むことが多く、恋愛過程を重視する方には違和感を覚えることがあります。
また、結婚相談所の利用には費用がともないます。自然な出会いを求める方にとってこうした費用が負担に感じられる場合もあります。さらに、結婚相談所では短期間での成婚を目指すため、じっくりと関係を育みたい方にはプレッシャーになるかもしれません。
結婚相談所は、結婚を強く希望し、効率的に相手を探したい方に適しています。自分の価値観や希望する出会いの形を見極め、最適な方法を選択することが重要です。
結婚相談所のよくあるトラブルは?
結婚相談所は基本的には安心して利用できる場所ですが、残念ながらトラブルもあります。ここからは、よくあるトラブルについて紹介していきましょう。
無理な勧誘があった
無理な勧誘がトラブルの一因となることがあります。たとえば、無料相談と称して強引に引き留めるほか、契約書への署名を迫るケースです。これらの行為は、消費者契約法や特定商取引法に抵触する可能性があります。
このような強引な勧誘を受けて契約してしまった場合、契約書面を受け取った日から8日以内であれば、クーリング・オフ制度を利用して無条件で契約を解除できます。クーリング・オフの適用が可能か不明な場合は、最寄りの消費生活センターに相談してみましょう。
無理な勧誘を受けないためには、結婚相談所選びが重要です。料金体系やサービス内容を明確に説明し、利用者が納得したうえで契約を進める相談所を選びましょう。
無料相談時にスタッフの対応や説明の丁寧さをチェックし、疑問点があれば遠慮せず質問することが大切です。また、連盟や協会に加盟している相談所や、マル適マークを取得している事業者は、一定の基準を満たしているため、安心感があります。
契約前にサービス内容や料金体系をしっかり確認することが、トラブル防止につながります。
サービス内容が思っていたものと違った
結婚相談所を利用する際、サービス内容が期待と異なると感じる場合もあります。
たとえば、手厚いサポートを期待して入会したものの、実際にはサポートが限定的であったり、希望する条件に合わない相手ばかり紹介されることがあります。これらのギャップは、入会前の説明不足や認識の違いから生じることが多いでしょう。
また、成婚料や追加料金が発生するタイミングや条件が明確でない場合、予期せぬ費用が請求されることもあります。これらのトラブルを避けるためには、契約前にサービス内容や料金体系を詳細に確認することが重要です。
疑問点があれば納得いくまで質問し、書面での確認を徹底しましょう。さらに、契約書や規約をしっかりと読み込み、不明確な点がないか確認することも大切です。信頼できる結婚相談所を選ぶためには、無料カウンセリングなども活用し、担当者の対応やサービス内容を直接確認しましょう。
万が一、サービス内容に不満がある場合やトラブルが発生した場合は、まず担当カウンセラーに相談してみてください。それでも解決しない場合は、消費者センターなどの公的機関に相談することを検討しましょう。
スタッフの対応が悪い
問い合わせへの返信が遅い、適切なアドバイスが得られないなど、サービス内容が思っていたものと違ったということもあります。
このような対応の悪さは、会員の婚活意欲を削ぐことにつながるでしょう。とくに、マッチングや交際が思うように進まない際に、スタッフが親身になって相談に乗らず、会員の努力不足を指摘するだけでは、会員の不満や不信感を招くことになります。
さらに、スタッフの対応が悪いと感じる背景には、担当者ひとりあたりの会員数が多すぎることも考えられます。大手の結婚相談所では、カウンセラー1名がたくさんの会員を担当することもあり、結果として個々の会員へのサポートが手薄になってしまうのです。
このようなトラブルを避けるために、入会前の無料相談を活用し、スタッフの対応やサポート体制の確認が重要です。また、担当者が忙しそうで十分なサポートが期待できない場合は、ほかの結婚相談所も検討してみましょう。
成婚料でトラブルになった
成婚の定義や料金体系の認識の違いからトラブルが生じることがあります。成婚とは、結婚相手を見つけてサービスを退会することを指す婚活業界の用語ですが、その具体的なタイミングや条件は、各結婚相談所によって異なります。
こうした定義の違いを理解せずに契約を結ぶと、想定外のタイミングで成婚料の支払いを求められ、トラブルに発展する可能性があります。たとえば、まだ正式な婚約に至っていないと考えていた段階で成婚料を請求され、納得できないまま支払わざるを得なくなるケースも報告されています。
さらに、成婚料の金額自体も相談所によって大きく異なります。高額な成婚料が設定されている場合、事前にその金額や支払い条件を把握していないと、予期せぬ出費に驚くことになるでしょう。
また、成婚料以外にもお見合い料や退会料など、追加の費用が発生する場合もあるため、総合的な費用構造を確認しておくことが重要です。
このようなトラブルを避けるためには、契約前に成婚の定義を明確に理解し、どの段階で成婚料が発生するのかを確認しておきましょう。また、成婚料の金額や支払い条件、その他の追加費用の有無をしっかり確認することも必要です。
これらの情報は、契約書や利用規約に記載されていることが多いため、不明な点があればスタッフに質問することをおすすめします。
お見合い相手とトラブルになった
お見合い相手とのトラブルは避けたいものですが、プロフィール写真と実際の容姿が大きく異なるケースや、交際の進め方に関する認識の違いなどが原因で、問題が生じることがあります。
プロフィール写真と実物のギャップは、期待と現実の差から失望感を招きやすいでしょう。こうした状況を防ぐために、写真の過度な加工を避け、現在の自分を正直に伝えることが大切です。
また、交際の進め方に関する認識の違いもトラブルの原因となります。たとえば、交際のペースや結婚に対する意識の差が大きいと、双方に不満が生じる可能性があります。初期段階でお互いの価値観や期待を共有し、共通の理解を築くことが大切です。
結婚相談所のサポートを最大限に活用することも、トラブル回避に役立ちます。カウンセラーに定期的に状況を報告し、アドバイスを受けることで、問題の早期発見と解決が可能となります。また、トラブルが発生した場合は、自己判断で行動せず、速やかにカウンセラーに相談することが重要です。
結婚相談所を選ぶうえでのポイントは?
結婚相談所を選ぶうえで押さえておきたいのは、以下の6つのポイントです。
● 婚活をするうえでの不安・悩みを洗い出す
● 会員数と紹介制度を確認する
● 理想とする出会い方でサービスを決める
● 料金の総額を確認する
● 結婚相談所での活動期間を見積もる
● 年代に合った相談所を選ぶ
ひとつずつ順番に見ていきましょう。
婚活をするうえでの不安・悩みを洗い出す
婚活を始めるにあたって、不安や悩みを抱えるのは当然のことです。それらを整理し、自分に合った結婚相談所を選ぶことが成功への第一歩となります。
まず、自分が婚活においてどのような不安を持っているのか、具体的に考えてみましょう。たとえば、自分に合う相手と出会えるのか、費用がどの程度かかるのか、サポート体制は充実しているのかなど、人によって気になるポイントは異なります。
これらを明確にすることで、自分が求めるサービスの優先順位が見えてきます。
婚活に関する不安を整理したら、次はそれぞれの重要度を考えてみましょう。費用面が最大の懸念であれば、料金体系が明確で追加費用が発生しにくい相談所を選ぶことが重要になります。
サポート体制に不安を感じる場合は、専任のカウンセラーがついてくれる相談所が適しているでしょう。何を重視するかがはっきりすれば、結婚相談所を選ぶ基準が明確になります。
また、口コミや評判を確認することも欠かせません。実際の利用者の声を参考にすることで、期待しているサービスが受けられるかどうかを判断しやすくなります。
さらに、無料相談や資料請求を活用し、具体的なサービス内容や料金体系をしっかり確認することも大切です。事前に十分な情報を得ることで、入会後に「思っていたのと違った」と感じるリスクを減らせます。
会員数と紹介制度を確認する
会員数と紹介制度の確認をすることも重要です。会員数が多いほど、理想の相手と出会える可能性が高まります。
ただし、会員数だけでなく、男女比や年齢層のバランスも考慮することが大切です。たとえば、男女比に偏りがあると、一方の性別にとって出会いの機会が限られてしまいます。
結婚相談所がどの連盟に所属しているかも確認すべきポイントです。連盟に加盟している場合、ほかの相談所の会員とも出会えるため、出会いの幅が広がります。
また、データマッチング型や仲人型など、相談所によって紹介方法が異なります。自分に合った紹介方法があるかを確認し、最適な結婚相談所を選びましょう。
成婚率の算出方法と成婚の定義について
結婚相談所を選ぶ際、成婚率の高さに注目する人は多いですが、その算出方法や成婚の定義は相談所によって異なるため、慎重に確認する必要があります。
成婚率は一般的に「成婚退会者数÷総会員数」や「成婚退会者数÷退会者数」で計算されますが、どの数字を基準にするかで大きく変わります。たとえば、退会者数を基準にする場合、ほかの理由で退会した人を除いた計算となるため、成婚率が高く見えることもあるでしょう。
一方、総会員数を基準にすると、より実態に近い数字が分かりますが、新規入会者が多い相談所では成婚率が低く見えることもあります。
さらに、成婚の定義も相談所ごとに異なります。ある相談所では「婚約をした時点」を成婚とする一方、別の相談所では「結婚を前提とした交際開始」を成婚と見なすことがあるためです。
成婚率の高さをアピールする相談所でも、算出方法によって実際の成功率とは異なることがあるため、単なる数字だけで判断せず、細かな条件や実際の成婚者の声を確認することが大切です。
信頼できる相談所を選ぶには、成婚率だけでなく、その内訳や定義を把握し、納得したうえで入会を決めましょう。
理想とする出会い方でサービスを決める
自分が理想とする出会い方に合ったサービスを提供しているかを確認することも重要です。結婚相談所には主に「仲人仲介型」「データマッチング型」「お相手検索型」といったサービス形態があります。
たとえば、恋愛での失敗が多く、プロのアドバイスを受けながら相性のよい相手と出会いたいと考える方には、仲人仲介型のサービスが適しています。
自分の好みや条件を重視し、自ら積極的に相手を探したい方には、データマッチング型やお相手検索型のサービスが向いているでしょう。
データマッチング型では、双方の条件が合致した相手を自動的に紹介してもらえます。お相手検索型では、会員のプロフィールを自分で検索し、興味のある相手にアプローチすることが可能です。
また、コミュニケーションに自信がない方や初対面で緊張しやすい方は、仲人が同席してくれるお見合いサービスを提供している相談所を選ぶと安心です。逆に、社交的で多くの人と直接会って話したい方は、パーティー形式のイベントを開催している相談所が適しています。
このように、自分の性格や希望する出会い方に合わせて、結婚相談所のサービス形態を選ぶことが、理想のパートナーと出会う近道となります。事前にそれぞれの相談所のサービス内容をしっかりと確認し、自分に合う出会い方を提供しているかを見極めることが大切です。
料金の総額を確認する
結婚相談所を選ぶ際、料金の総額を確認することは非常に重要です。結婚相談所の料金体系は、各社で異なり、主な費用項目として初期費用、月会費、成婚料、お見合い料、オプション料などが挙げられます。
初期費用は入会時に必要な費用で、10万円程度が相場とされています。このなかには、サポート費や登録料が含まれることが多い傾向です。
月会費は活動中に毎月支払う費用で、1〜2万円程度が一般的です。これには、システム利用料やカウンセリング費用などが含まれます。
成婚料は成婚退会時に発生する費用で、5~30万円程度が目安です。ただし、成婚料を設定していない結婚相談所も存在します。
なお、お見合い料はお見合い1回ごとに発生する費用で、一般的には1万円程度が目安です。お見合い料を設定していない相談所もあるため、事前に確認しましょう。
また、これに加えて追加サービスを利用する際に発生するオプション費用もあり、サービス内容により異なります。これらの費用を合算すると、1年間の活動で20〜60万円程度が相場とされています。
料金を比較する際のポイントとして、それぞれの費用項目が明確に提示されているかを確認することが重要です。不明瞭な料金設定は、後々のトラブルの原因となる可能性があります。
また、料金内に含まれるサポート内容や、別途費用が何にかかるのかを確認することも大切です。「低価格」の理由や、休会ができるのか、カウンセラーは専任か、お見合い申し込み人数の上限などもチェックポイントとなります。
結婚相談所での活動期間を見積もる
結婚相談所での活動期間は、個人の状況や目標によって異なります。一般的には、成婚までの平均的な活動期間は6か月から1年程度とされています。しかし、これはあくまで平均的な目安であり、短期間で成婚に至る方もいれば、より長い期間を要する方もいます。
活動期間を見積もる際には、自分が婚活に割ける時間やエネルギー、そして希望するお相手の条件などを考慮することが重要です。
たとえば、仕事が忙しく時間が限られている場合や、理想の条件が高い場合は、活動期間が長引く可能性があります。一方で、柔軟な条件設定や積極的な活動ができる方は、比較的短期間で成果を上げることも可能です。
結婚相談所を選ぶ際には、各社の平均的な成婚までの期間やサポート内容を確認し、自分のライフスタイルや希望に合ったサービスを提供しているかを検討することが大切です。活動期間が長引くほど費用も増加する傾向にあるため、予算とのバランスも考慮する必要があります。
年代に合った相談所を選ぶ
結婚相談所により、会員の平均年齢が異なる傾向があります。若い世代が多い相談所、中高年が多い相談所などさまざまなため、自分の年代に合う相談所を選ぶこともポイントになるでしょう。
▶50代におすすめの結婚相談所!理想のパートナーと出会うための完全ガイド
結婚相談所では無料相談もできる?
無料相談を通じて、結婚相談所との相性やサポート内容を確かめるのも有効です。当日に入会を決める必要はないため、まずは気軽に相談してみることが結婚への第一歩となるでしょう。
ここでは、結婚相談所へ無料相談する際のポイントをまとめました。
質問したい内容をまとめよう
まずは、事前に質問内容を整理しておくことが重要です。
● 料金体系や追加費用の有無について
● 希望条件に合う会員がどれくらいいるのか
これらを尋ねることで、活動の見通しを立てやすくなります。
さらに、サポート内容やお見合いの申し込み可能件数など、具体的なサービス内容についても質問しておくと安心です。これらの質問を事前にまとめておくことで、無料相談の時間を有意義に使えるため、自分に合う結婚相談所を見つけやすくなるでしょう。
確認される内容を把握しよう
無料相談では一般的に、年齢や年収などの基本情報に加え、これまでの婚活経験や理想のパートナー像について聞かれます。
これらの情報は、カウンセラーが適切なサポートをし、効果的な婚活プランを立てるために必要です。そのため、事前に自分のプロフィールや希望条件を整理しておくことで、スムーズな相談が可能となります。
具体的には、これまでの婚活での成功例や課題、結婚に対する価値観、将来のライフスタイルなどを明確にしておくとよいでしょう。これにより、カウンセラーとのコミュニケーションが円滑になり、より適切なアドバイスを受けられます。
おすすめの服装は?
結婚相談所の無料相談に訪れる際、適切な服装選びは第一印象を左右する重要な要素です。カジュアルすぎる装いは避け、清潔感のある服装を心掛けましょう。男性の場合、ジャケットや襟付きのシャツを選ぶと好印象です。
女性は過度に華美にならないワンピースやブラウスとスカートの組み合わせが適しています。派手なアクセサリーや強い香水は控えめにし、ナチュラルなメイクで清潔感を演出するとよいでしょう。
丁寧な身だしなみは、結婚相談所のスタッフに対して真剣な姿勢を伝えるだけでなく、今後の婚活でもプラスとなります。
結婚相談所の利用者層は?
結婚相談所の利用者は年々増加傾向にあります。ハイクラスのみに絞った相談所などもありますが、平均的な利用者層は下記のとおりです。
年齢
IBJ(日本結婚相談所連盟)のデータによれば、男性会員の年齢層は30代後半(23.1%)と40代前半(18.4%)が多く、女性会員は30代前半(26.1%)と30代後半(27.1%)が中心です。
また、2023年の成婚白書によると、成婚者の平均年齢は男性が38歳、女性が34歳となっており、在籍日数の中央値は約9か月、交際期間は約4か月と報告されています。
これらのデータから、結婚相談所では30代から40代の方々が積極的に活動し、短期間で成婚に至るケースが多いことがわかります。
収入
結婚相談所の利用者の収入状況を把握することは、婚活を進めるうえで重要です。IBJのデータでは、男性会員の約39.2%が年収400万~599万円、約25.3%が600万~799万円、約11.4%が800万~999万円、そして約3.7%が300万円未満となっています。
女性会員の場合、約21.5%が年収300万〜399万円、約34.4%が400万〜599万円、約11.0%が600万〜799万円、約27.2%が300万円未満です。
これらのデータから、男女ともに400万〜799万円の年収層が多いことがわかります。結婚相談所を選ぶ際には、会員の収入層を確認することで、自分の希望に合ったお相手と出会える可能性が高まるでしょう。
なお、収入は生活スタイルや将来設計に影響を与える要素のひとつです。収入だけでなく、価値観やライフスタイルの一致も重視することが、よいパートナーシップを築くカギとなります。
学歴
IBJ(日本結婚相談所連盟)のデータによれば、男性会員の約70%が大学卒以上の学歴を持ち、女性会員でも約67%が同様の学歴を有しています。
学歴と年収には一定の相関が見られ、高学歴の男性ほど高収入の傾向があります。そのため、経済的にも安定したお相手を探せると考えられるでしょう。
結婚相談所を選ぶ際には、会員の学歴構成を確認することで、自分の希望に合った出会いの場を見つける手助けとなります。結婚相談所を選ぶ際のひとつのポイントとしてチェックしておきましょう。
結婚相談所を利用する理由は?
婚活の進め方はさまざまな方法がありますが、結婚相談所を利用するのはどういった理由なのでしょうか。
家族が欲しくなった
「家族が欲しくなった」という動機は多くの方に共通している理由です。とくに20代から40代の男女において、この理由で婚活を始める方が約3割を占めています。
家族を持つことは、人生における大きな喜びや充実感をもたらします。しかし、現代社会では仕事や生活環境の変化により、自然な出会いの機会が減少しているため、結婚相談所は効率的かつ確実にパートナーと出会える場として注目されているのです。
結婚相談所では、プロのカウンセラーが個々の希望や状況を踏まえてサポートします。これにより、自分に合ったパートナーと出会える可能性が高まるでしょう。
ひとりだと寂しいと感じた
「ひとりだと寂しいと感じた」ことが結婚相談所を利用する理由である方は「家族が欲しくなった」に次いで多くなっています
とくに50代以上の方々はその傾向が強く、IBJ(日本結婚相談所連盟)の調査によれば、50代男性の53.8%、60代以上の男性の72.2%、50代女性の64.9%、そして60代以上の女性の76.9%がこの理由を挙げています。
この背景には、子どもの独立や配偶者との死別など、ライフステージの変化が影響しているでしょう。長い人生のなかで、共に喜びや悲しみを分かち合えるパートナーの存在は、心の安定や生活の質を高める要素となります。
また、社会的なつながりが希薄化する現代において、孤独感を解消し、充実した生活を送るための手段として結婚を選択する方も少なくありません。
結婚相談所を利用することで、同じ価値観や目標を持つ相手と効率的に出会える可能性が高まります。仲人のサポートを受けながら活動することで、安心感を持って婚活を進められるでしょう。
年齢に焦りを感じた
とくに女性の場合、妊娠・出産に適した年齢を意識し、早めの結婚を望む傾向があります。IBJ(日本結婚相談所連盟)の調査によれば、女性の約23.6%が「年齢に焦りを感じた」ことを婚活開始のきっかけとして挙げています。
男性の場合は、年齢による焦りよりも「家族が欲しい」と感じることや「ひとりだと寂しい」と感じることが婚活を始める主な理由です。とはいえ、男性も年齢を重ねるにつれ、将来の生活や健康面を考慮し、結婚を真剣に考えるケースが増えています。
結婚相談所は、こうした年齢に関する悩みや焦りを持つ方々にとって、効率的かつ効果的な出会いの場を提供しています。プロのカウンセラーが個々の状況や希望に合わせてサポートするため、短期間で理想のパートナーと出会える可能性が高まるでしょう。
子どもが欲しくなった
「子どもが欲しくなった」という思いも婚活を始める大きな動機です。とくに女性の場合、年齢とともに出産のタイミングを意識し始める方が多く、結婚を通じて家庭を築き、子どもを持ちたいと考える傾向が見られます。
IBJの調査によれば、女性が婚活を始めるきっかけとして「子どもが欲しいと思ったから」と回答した割合は12.8%で、男性よりも4.6ポイント高い結果となっています。これは、女性が出産可能な年齢に制限があることから、早めに結婚を考える傾向があることを示しているでしょう。
また、同調査では、婚活を始めたきっかけとして「家族が欲しいと感じた」が全体の約3割を占めており、子どもを含む家庭を持ちたいという願望が婚活の動機として強いことが分かります。このような背景から、結婚相談所を利用して真剣にパートナーを探す方が増えているのです。
結婚相談所では、プロのカウンセラーが一人ひとりの希望や状況に合わせてサポートします。そのため、子どもを持ちたいという具体的な目標がある方にとって、効率的かつ効果的な婚活が可能となるでしょう。
周囲が結婚し始めた
周囲の友人や同僚が次々と結婚し始めると、自分もそろそろ結婚を意識しなければと感じる瞬間が訪れます。
とくに30代に入ると、結婚式の招待状が届く機会が増え、夫婦として新たな人生を歩む友人たちの姿を目の当たりにすることで、焦りや不安を感じる方も少なくありません。
IBJのデータによると、婚活を始める理由のひとつに「周囲が結婚し始めたから」と回答した方が一定数存在しており、とくに女性においてその傾向が強いことがわかっています。
友人や同世代の人々が結婚していくことで、自分自身の将来について具体的に考えるようになり、本格的な婚活を決意するケースが多いのです。
また、家族や親戚からの結婚に関するプレッシャーが影響することもあり、より早く理想のパートナーと出会いたいと考えるようになります。
結婚相談所は、そうした気持ちに寄り添い、結婚を真剣に考える人同士をつなぐ場を提供しています。焦りや不安を感じるだけでなく、前向きな行動へとつなげることで、充実した婚活を進められるでしょう。
親を喜ばせたかった
親の喜ぶ顔が見たい、安心させたいという気持ちから、結婚を意識する方は少なくありません。とくに親から結婚についての話題が増えたり、親戚の集まりで「そろそろ結婚は?」と聞かれることが多くなると、結婚を具体的に考えるきっかけにもなるでしょう。
とくに、親が高齢になるにつれて、自分が家庭を築く姿を見せたいという気持ちが強くなり、真剣に結婚相手を探し始めるケースが増えています。
また、親の世代にとって、結婚は人生の重要な節目であり、子どもが幸せな家庭を持つことを願う気持ちは強いものです。親が安心できる相手と出会い、結婚までのステップをしっかりと進めるためにも、結婚相談所のサポートは有効な選択肢となります。
結婚は自分のためだけでなく、家族の幸せにもつながるものです。親の喜ぶ顔を思い浮かべながら、前向きに婚活を進めることが、理想の結婚への第一歩になるでしょう。
結婚相談所のよくあるQ&A
ここからは、結婚相談所に関するよくある質問について回答していきましょう。
サクラはいるの?
結婚相談所を利用する際に「サクラがいるのでは?」と不安に感じる方もいるかもしれません。しかし、信頼できる結婚相談所では、サクラを用意することはありません。
大手の相談所は厳格な入会審査を経て、独身証明書や収入証明書の提出を必須としているため、会員の身元がしっかりと保証されています。
とくに、IBJなどの連盟に加盟している結婚相談所では、全国の会員データベースを活用し、真剣に結婚を考えている人だけが登録されています。サクラを雇うことは、信頼性を損ねるリスクがあるため、運営側にとってもデメリットでしかありません。
また、マッチングの際にはカウンセラーがサポートし、相手のプロフィールや活動状況も確認できるため、安心して婚活を進められます。
マッチングアプリとはどう違う?
結婚相談所とマッチングアプリの大きな違いは、サポート体制と会員の結婚に対する本気度です。マッチングアプリは、手軽に出会いを探せる一方で、利用者の目的が必ずしも結婚とは限らず、恋人探しや友達作りを目的とした人も多く含まれています。
登録時の本人確認はあるものの、独身証明書や収入証明書の提出は不要なケースが多く、相手の情報の信頼性が担保されにくい点が課題です。
一方、結婚相談所では、独身証明書や収入証明書などの提出が必須で、身元が保証された人のみが登録されています。さらに、カウンセラーが婚活をサポートし、希望条件に合う相手を紹介するため、効率的に結婚を目指せます。
また、マッチングアプリのように自分でメッセージのやり取りから始める必要がなく、プロの仲介によるスムーズな出会いが可能です。
結婚相談所に入会すれば絶対に結婚できる?
結婚相談所に入会すれば必ず結婚できるわけではありませんが、効率的に結婚を目指せる環境が整っています。相談所では、結婚を真剣に考えている人だけが登録しているため、日常生活での偶然の出会いよりも、理想の相手に巡り合える確率が高まるでしょう。
また、カウンセラーによるサポートがあり、プロフィールの作成や相手探し、交際の進め方など、婚活の成功率を上げるためのアドバイスが受けられます。
プライバシーは保護される?
結婚相談所では、会員のプライバシー保護を徹底しており、個人情報が外部に漏れることのないよう厳重に管理されています。登録時には本人確認書類の提出が必要ですが、第三者に公開されることはありません。
また、多くの相談所では、フルネームや連絡先などの個人情報を、マッチングが成立するまで相手に開示しない仕組みを採用しています。
プロフィールの閲覧も会員限定で行われ、無関係な人に情報が流出する心配はありません。さらに、希望に応じて、顔写真の公開範囲を限定できるケースもあります。
交際終了時のサポートはある?
結婚相談所では、交際が終了する際のサポート体制が整っており、会員が精神的な負担を最小限に抑えながら次のステップへ進めるよう配慮されています。
多くの相談所では、交際終了の意思を仲介して伝えてもらえるため、直接相手に伝える必要がなく、気まずい思いをすることがありません。また、担当カウンセラーが交際終了の理由を丁寧にヒアリングし、次の出会いに向けてアドバイスすることもあります。
とくに、なぜ交際がうまくいかなかったのかを分析し、改善すべき点を明確にすることで、今後の婚活がよりスムーズに進められるでしょう。
恋愛経験がなくても問題ない?
恋愛経験がなくても、結婚相談所を利用するうえで問題になることはありません。多くの相談所では、初めての交際や結婚に向けたサポートを充実させており、会員一人ひとりのペースに合わせたアドバイスもしています。
そのため、担当カウンセラーが希望や不安をヒアリングしながら、会話の進め方やデートのコツなどを具体的にアドバイスするため、経験が少ない方でも安心して婚活を進められます。
また、結婚相談所に登録している人のなかには恋愛経験が少ない方も多く、お互いにゆっくり関係を築いていくことが可能です。
まとめ
結婚相談所を利用することで、理想のパートナーとの出会いを効率的に進められます。東京都内には多くの相談所があり、それぞれの特徴やサービス内容、料金体系が異なるため、自分の婚活スタイルに合った場所を選ぶことが重要です。
費用やサポート体制、会員の年齢層などを比較し、納得のいく相談所を選ぶことで、よりスムーズな婚活が実現します。結婚を真剣に考えるなら、情報を集めて慎重に選択し、効果的な婚活を進めましょう。
ハッピーカムカムは、成婚率の高さとスピードが強みの結婚相談所です。希望の条件に合うお相手をしっかり見極め、紹介するため無駄のない婚活を実現できます。
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