近年、婚活に力を入れようと考える方が増えてきました。
婚活に焦点を当てたテレビドラマも放送されるなど、婚活に注目が集まっています。
婚活と言えば、結婚相談所への入会をイメージする人が多いでしょう。
結婚相談所に入会すると、アドバイザーが自分の条件に合った人を紹介してくれるため、スムーズに婚活を進められるようになります。
もし、結婚相談所を掛け持ちすることができるなら、出会いの幅が広がる、違う視点から活動ができるなどの効果があり、婚活がより進めやすくなるのではないでしょうか。
そこで、この記事では、
- ・結婚相談所の掛け持ちはできるのか
- ・どのような掛け持ち方法が有効なのか
- ・どんなメリットやデメリットがあるのか
を解説していきます。
結婚相談所の掛け持ちは可能
結論からお伝えすると、結婚相談所の掛け持ちは可能です。
結婚相談所でも、掛け持ちを禁止しているところはほとんどありません。
実際に、結婚相談所を掛け持ちして婚活をしている人は多数います。
ただし、結婚相談所を掛け持ちしている人の多くは、それぞれの結婚相談所がどの連盟に加盟しているかを把握して結婚相談所を選んでいます。
なかには特に考えず掛け持ちをしている人もいますが、掛け持ちを考えているのであれば連盟の存在を理解しておくと安心です。
結婚相談所の連盟
結婚相談所は各社それぞれが独立して運営していますが、多くは連盟と呼ばれる結婚相談所の業界団体に加盟し、データベースで会員情報を共有しています。
また、結婚相談所ごとに所属している連盟は異なります。
以下は、特に代表的な連盟です。
- 日本結婚相談所連盟(IBJ)
- 全国結婚相談事業者連盟(TMS)
- 日本ブライダル連盟(BIU)
- 日本結婚相談協会(JBA)
- 良縁会
連盟は、複数の加盟相談所と会員の情報を共有する仕組みになっており、連盟を結んだ他の結婚相談所と情報を共有して、お互いに会員を紹介できるようになっています。
小さな規模の結婚相談所では会員数が少なく、自社会員のみから紹介できる数にには限界があります。
しかし、連盟に加入していれば自社以外の会員も紹介できるため、自社会員により多くの相手の紹介が可能になります。
掛け持ちの目的が検索できる会員数を増やすためであるならば、同じ連盟に所属する結婚相談所を選んでしまうとその効果が薄くなってしまいます。
結婚相談所の掛け持ちパターン
結婚相談所を掛け持ちするにしても、漠然とした掛け持ちは効果が発揮されないことがあります。
有意義な婚活にするためにも、掛け持ちに効果的なパターンを3つ紹介します。
所属連盟が異なる結婚相談所を選ぶ
結婚相談所の連盟の部分で解説したとおり、結婚相談所は連盟に所属しています。
お相手をより多く探したいという目的の場合は、結婚相談所がそれぞれ持つ会員データベースが同じであっては掛け持ちの意味がありません。
所属連盟を分けて掛け持ちするのが有効ではありますが、連盟によっては更に連盟同士でデータベースを共有しているところもあります。
【連盟同士でデータベースを共有している代表的な例】
全国結婚相談事業者連盟(TMS) | SCRUM CONNECT-ship |
日本ブライダル連盟(BIU) | JBA 良縁会 ノッツェ |
日本結婚相談協会(JBA) | BIU 良縁会 ノッツェ CONNECT-ship |
良縁会 | BIU JBA |
各連盟は独自のデータベースも持っているため、連盟間でデータベースを共有しているからといって全く意味がないわけではありません。
ただ、掲げられた会員数は共有データを含めたものであることが多いため、会員数の内訳を確認し、どの程度会員の被りがあるのかを認識しておくことが必要です。
また、先ほど紹介した特に代表的な連盟のうち、IBJは他の団体とデータベースを共有していません。
より多くのお相手を探したい場合は、IBJとTMS、IBJとBIUなどといった会員に被りが出にくい組み合わせが効果的です。
セカンドオピニオンとして利用する
仲人型やハイブリッド型の場合、アドバイザーと呼ばれる担当者がつきます。
婚活の進め方について、時には違う人からの意見が聞きたくなることや、アドバイザーでそれぞれ異なる婚活の進め方を同時並行したい、と考えることもあると思います。
このようなアドバイザーのセカンドオピニオンを目的とした掛け持ちも効果的です。
他社アドバイザーの別視点からのアドバイスにより、新たな発見が生まれることもあります。
また、求めるものはアドバイザーの違いのため、連盟が同じかどうかを気にしなくても良いという点がメリットです。
掛け持ちで忙しくなりますが、だからこそ集中して婚活に取り組めることにつながります。
タイプの違う結婚相談所を掛け持ちする
結婚相談所は、大きく分けて3つのタイプがあります。
- ・仲人型
- ・データマッチング型
- ・ハイブリッド型
タイプがそれぞれ異なる結婚相談所を選択することにより、結婚相談所それぞれの特色をより活かした婚活をすることができます。
3つのタイプについてはこちらのページも参考にしてください。
よくわかる結婚相談所の仕組み - 東京 恵比寿・銀座の結婚相談所ハッピーカムカム| ご成婚率51.5%!(2023年度実績)
例えば、現在データマッチング型の結婚相談所に入会しているならば、アドバイザーのサポートを求めて仲人型やハイブリッド型の結婚相談所と掛け持ちをするパターンがあります。
タイプを変えることにより、どちらのタイプが自分に合っているか見極めるということも可能です。
結婚相談所を掛け持ちするメリットとデメリット
結婚相談所を掛け持ちすることで多くのメリットが得られますが、その反面デメリットもあります。
メリットとデメリットを比較した上で、自分が掛け持ちに向いているかを判断しましょう。
メリット
結婚相談所を掛け持ちするメリットは以下のとおりです。
- ・出会いのチャンスを増やせる
- ・結婚相談所やアドバイザーとの相性が見極められる
- ・プロからアドバイスをもらえる
- ・短期間で結婚まで進められる可能性が高くなる
結婚相談所を掛け持ちする一番のメリットと言えるのが、出会いのチャンスが増えることです。
別々の連盟に加入している結婚相談所に入会することで、さらに異性と出会える機会を広げられます。
幅広い異性と出会えるため、自分と相性の良いパートナーを探しやすくなるでしょう。
また、結婚相談所にはアドバイザーやコンシェルジュがいます。
婚活に関する悩みを気軽に相談でき、適切なアドバイスもしてもらえるため、婚活を有利に進めやすくなります。
ただし、結婚相談所ごとにアドバイザーやコンシェルジュのアドバイスやサポートが異なるため、自分に合っているかを見極める必要があります。
デメリット
続いて、掛け持ちのデメリットです。
- ・費用がかかる
- ・婚活疲れを起こす可能性がある
- ・必ずしもすぐに相手が見つかるわけではない
結婚相談所を掛け持ちする一番のデメリットは費用がかかることです。
結婚相談所は、入会金や登録料、月額料金などの費用がかかります。掛け持ちする場合は掛け持ちするだけその費用がかかることになります。
結婚相談所によって料金の詳細は異なるものの、場合によっては異性を紹介されるごとに紹介料が発生することもあります。
また、紹介された異性と会う際のデート代などもかかるため、掛け持ちは費用がかかるということを念頭に置いた方が良いでしょう。
そして、結婚相談所を掛け持ちしたからといって必ずしもすぐに相手が見つかるわけではありません。
相手が見つからないことに対する不安や異性に対する不満などで、婚活疲れを起こす可能性があります。
婚活疲れを起こすと、婚活自体に意欲を失う場合があるため、少し疲れたなと感じたら休憩を挟むことも大切です。婚活は焦ってもいいことはありません。
自分のペースで進めることで、心に余裕ができ、相手がどのような人なのかもしっかり見極められるようになります。
結婚相談所を掛け持ちするときの注意点
結婚相談所を掛け持ちする際は、結婚相談所ごとのルールをそれぞれ確認することが重要です。
結婚相談所にはそれぞれ独自のルールを設けていることが多く、入会後はどのようなルールや禁止事項があるのか必ず確認しておきましょう。
また、結婚相談所を掛け持ちする際は、どこの連盟に所属しているかも確認しておきましょう。
同じ連盟に所属している結婚相談所に入会すると、異性の会員データが同一になってしまい、出会いのチャンスを広げられません。
結婚相談所の公式サイトには加盟連盟が掲載されているため、掛け持ちする際は会員データベースが被らないないように注意しながら選ぶことが重要です。
まとめ
結婚相談所の掛け持ちをすることは可能です。
実際に結婚相談所を掛け持ちして出会いのチャンスを増やし、結婚相手に出会った方も多くいます。
出会いのチャンスを増やして、より自分の条件にマッチした人を見つけたいなら、結婚相談所の掛け持ちがおすすめです。
婚活がうまくいかなかった場合も、担当のアドバイザーがフォローしてくれるので、孤独を感じることなく二人三脚で進められます。
ただ漠然と掛け持ちをするのではなく、自分が掛け持ちで何を求めたいかを明確にし、無駄のない婚活を進めていきましょう。