結婚相談所に入会するにあたり、学歴証明書の提出を求められると、何となく身構えてしまう方が多いのではないでしょうか。
本記事では、結婚相談所で婚活をすすめる上で、学歴がどの程度影響を与えるのかを解説します。
また、学歴が高くなくても結婚相談所で結婚するコツについて紹介します。結婚相談所への入会を検討中で、自身の学歴で結婚相談所に入れるのか不安な方はぜひ参考にしてみてください。
結婚相談所での活動に学歴は必要?
結婚相談所では、多くの場合学歴証明書(卒業証明書)の提出を求められます。
結婚相談所で活動する上で、学歴がどの程度影響を与えるのか気になりますよね。
IBJが2022年に公開した『成婚白書~2021年度版~』(PDF)によると、学歴が上がるほど成婚しやすいという結果が出ています。
しかしこれには男女差があり、「高学歴かどうか」は、女性よりも男性に影響がある項目となっているようです。
それでは男女で、最終学歴と成婚しやすさを比較してみましょう。
※「成婚しやすさ」とは活動会員数における各年代の各学歴比率を分母とし、成婚者・退会者における各年代の各学歴比率を分子として表したものです。(100 %が平均)
引用:9,987名の成婚実績から『成婚しやすさ』を分析!交際から約4か月で婚約へ | 株式会社IBJ
こちらは、IBJが2021年度版の成婚白書のデータを元に作成したグラフです。
男性では、大卒や院卒の成婚しやすさの指数が100を越えており、学歴が上がるほど成婚しやすいのは明らかです。
女性では学歴による成婚しやすさに差がないのがわかります。高卒と大卒の成婚しやすさがほぼ同じ点は、男性と全く異なります。
そのため、翌年公開されたIBJ成婚白書(2022年度版)では、学歴と成婚しやすさのデータの公開は男性についてのみになりました。
実際に活動する上で、学歴を気にする人は多くないため、こだわりすぎないのも成婚率を高めるポイントとなります。
職業や出身地、趣味など、他の要素にも注目してお相手を探してみると良いでしょう。
また、一般的な結婚相談所で学歴を求められることはありませんが、一定以上の学歴がないと入会できないハイステータスやハイスペックを売りにしている結婚相談所もあります。
利用したい結婚相談所がどこに重きをおいているかは、事前に調べておくとよいでしょう。
結婚相談所で学歴が評価される場面とは?
結婚相談所の入会には、基本的に学歴が問われることはありません。
中卒であっても高卒であっても、他の条件(独身である、必要書類の提出ができるなど)を満たしていれば入会可能です。
高学歴であることは年収にも影響を与えることが多いため、高年収を重視する人には人気の要素です。
また、学生時代の境遇や経験が似ていて親近感を持てる人、知識や教養面で話が合いお互いを高めあうことができる人など、高学歴同士ならではの惹かれあうものがあり、そういったお相手を求めて高学歴に絞って探す人もいます。
男性の場合、学歴が上がるほど成婚しやすくなるといわれていますが、高学歴なら必ず結婚できるというわけではありません。結婚の決め手となるのは「人柄」や「相性」です。
学歴をきっかけとした出会いから、交際や成婚につなげられるかどうかは、コミュニケーションスキルにかかってきます。
恋愛経験が浅く、コミュニケーションに不安がある人は、専任のカウンセラーがつく結婚相談所を選ぶと良いでしょう。
学歴以外にプラス評価となる要素
出典:IBJ 2022年度版 成婚白書(PDF)
学歴以外にプラス評価となる要素としては、安定した年収や職業が挙げられます。
IBJ 2022年度版 成婚白書(PDF)の「職業」と成婚しやすさ(男性)を見てみると、難関資格が必要な専門職や金融、マスコミに就く人の成婚しやすさが高いです。
安定した職業に就き、かつ安定した収入を得ている人は、やはり成婚しやすいことがわかります。
学歴が高くなくても結婚相談所で結婚するコツ
多くの結婚相談所では、学歴を問われることはなく、中卒でも高卒でも入会可能です。
結婚相談所での活動に重要なのは「結婚したい」という意思と、安定した収入を得られる定職についているかどうかです。
高学歴の男性を希望する女性は一定数いますが、それはあくまでも少数派です。
女性が男性に求める条件としては、「年収」や「身長」のほかに「人柄」や「相性」が挙げられます。
これらのことから、多くの女性は、学歴を第一条件として相手を選ばないことがわかります。「低学歴だから...」という理由で結婚を諦める必要はありません。
高学歴でなくても結婚相談所で結婚するコツは以下の3つです。
- 自分と合うお相手を探そう
- 他の分野で補おう
- 貯金をしておこう
1つずつみていきましょう。
自分と合うお相手を探そう
学歴が高くなくても結婚相談所で結婚したい人に向いている女性は以下の通りです。
- 自分と同じ学歴の人
- 価値観が合う人
- 内面を評価してくれる人
1つずつ簡単に解説します。
自分と同じ学歴の人
学歴が高くないことに対して不安である場合、学歴が近い相手を選ぶのがおすすめです。
相手も学歴に不安を抱えている可能性があり、共通の話題として展開できる可能性が高いでしょう。
価値観が合う人
つぎに、価値観が合う人を探すのもおすすめです。金銭感覚を始め、人生で大切にしていることや結婚生活のイメージなど、価値観が似ている人を見つけたらアプローチしてみましょう。
内面を評価してくれる人
さらに、学歴や外見などの条件を重視する人ではなく、内面重視な人を選ぶのもお相手選びのコツになります。
結婚して共に生きていくには、コミュニケーションがスムーズにとれるかどうかが非常に重要です。
例え金銭面の不安があっても、対話ができれば乗り越えられることでしょう。
他の分野で補おう
学歴以外にもアピール方法はたくさんあります。ここでは以下の4つを紹介します。
- コミュニケーションスキル
- 外見を整える
- 家事スキル
- 経済力
1つずつみていきましょう。
1つ目はコミュニケーションスキルです。相手がどんな人かを知るためにはコミュニケーションは欠かせません。うまく話せなくてもいいので、まずは聞き役に徹してみましょう。
2つ目に外見を整えるのも有効です。ステキな人と出会うためには、第一印象が大事です。自分を魅力的に見せることで、出会いの幅を広げていきましょう。
3つ目は家事スキルです。共働きが主流の現代において、家事ができることで一目置かれるはずです。
4つ目は経済力です。学歴が高くなくても、定職につき安定した給料を得ていれば問題ありません。
少しでも収入UPを狙うため、資格勉強をしてスキルアップを図ったり、可能な範囲で副業に取り組むのも1つの方法です。
貯金をしておこう
例え学歴や年収が高くなくても、お見合い相手に気に入ってもらいやすくするには、しっかりと貯金をしておくのが有効です。経済面の不安を軽減させられます。
結婚相談所に学歴は必要なのかについて まとめ
本記事では、結婚相談所で活動する中で学歴がどの程度重要なのかについて解説しました。
結婚相談所の入会では学歴の有無は問われませんが、データでは学歴が上がれば上がるほど成婚のしやすさも上がるとされています。ですが、結婚の決め手となるのは「学歴」ではなく「人柄」や「相性」となります。
出会いのきっかけとなる「学歴」をうまく活用しつつ、相手の気持ちを考えて行動し、相性の良い相手との出会いを引き寄せましょう。