結婚相談所に入会する際には、自分の身分を証明するために、さまざまな書類の提出が必要になります。具体的に言うと「身分証明書」「住民票」「独身証明書」「収入証明書」などが必要となる書類です。
それぞれの書類は、取得方法も申請先も違います。また取得までに少々時間がかかる書類もあります。要領よく必要書類を揃えて、結婚相談所の入会手続きをスムーズに済ませたいものですね。
そこで結婚相談所の入会時に必要な書類と取得方法、取得までにかかる時間・費用などについて、まとめてみました。結婚相談所の必要書類を準備する際のご参考に!
入会の際の必要書類は、結婚相談所によって違う?
結婚相談所に入会する際には、さまざまな書類の提出が求められます。必要になる書類の種類が多いので、「全部を準備するのは面倒‥」と思われるかもしれませんね。それでも結婚相談所は各種証明書が必要なことから、身分などを詐称されるリスクは限りなく低くなります。
例えば、気軽に始めることのできる婚活アプリや婚活サイト、婚活パーティーなどは「年収証明書」「独身証明書」などの提出が必須でない所もあります。そのため、職業を偽られたり、年収を多めに盛られたり、年齢を詐称されることもあり得ます。特に大人数が参加する婚活パーティーなどでは、参加者のチェックが行き届かず、遊び目的の方や既婚者が紛れていることも‥。
結婚相談所では入会の際、必ず各種書類の提出が必要となるため、身分を詐称される心配もなく、身元のしっかりした方相手に安心して婚活することができます。確かに書類を揃える手間はありますが、効率よくサクッと必要な書類を揃えて、結婚相談所での婚活をスタートさせましょう!
入会の際必要な書類とは
日本全国には、数多くの結婚相談所があります。全国に展開する大手の結婚相談所もあれば、地域密着型の小規模な結婚相談所もあります。そして入会時に必要となる証明書の類は、各相談所によって多少の違いがあります。
多少の違いはあるものの、ほとんどの結婚相談所では、以下のような証明書を必要書類としています。
・本人確認書類(写真付きの身分証明書)
・独身証明書
・勤務先が確認できる書類(在籍証明書など)
・学歴を証明する書類(卒業証明書など)
結婚相談所によって、これ以外にも必要となる書類が加わります。
たとえば日本最大級の結婚相談所ネットワークであるIBJ(日本結婚相談所連盟)に加盟する結婚相談所では、以下のような書類の提出が必須となっています。
1)本人確認書類(顔写真付きの身分証明書)
2)住民票
3)独身証明書
4)勤務先が確認できる書類(在籍証明書など)
5)学歴を証明する書類(卒業証明書など)
6)収入が確認できる書類(収入証明書)
7)国家資格が確認できる書類
この中で男性のみが提出必須となっているのは「勤務先が確認できる書類」と「収入証明書」の2点。またプロフィールに国家資格が必要となる職業を載せる場合は「国家資格が確認できる書類」が必要になります。それでは各書類の詳しい取得方法や申請先などについて、見てみましょう。
結婚相談所の必要書類と取得方法
結婚相談所の必要書類には、原本が必要なものもあれば、コピーでも可のものがあります。また男性のみが提出必須で、女性は提出しなくてもOKな書類もあります。
ここでは例として、IBJ加盟の結婚相談所の入会時に必要となる書類について、詳しくご紹介いたします。
本人確認書類(身分証明書)(コピー可)
身分を証明するものとして、公的機関が発行する証明書のコピーが必要になります。運転免許証など、顔写真付きのものが推奨です。
・運転免許証
・パスポート
・健康保険証
・年金手帳
・住民基本台帳カード など
運転免許証やパスポートなどをお持ちでしたら、コピーしてご持参下さい。もし運転免許証やパスポートなどが期限切れとなっていたら、更新のお手続きを。
ちなみに運転免許証は、運転免許センター(あるいは運転免許試験場)で再交付の手続きをすれば、即日で再発行することができます。ただし警察署で再交付手続きをする場合は、2週間程度の時間がかかることもあります。
パスポートの場合は、新規申請でも切替えでも、申請から受け取りまで6日ほどかかります(土日・祝日・年末年始以外)。またパスポートの受取りには、必ず申請者本人が行く必要があります。
住民票
住民票はお住まいの市区町村で発行される公的書類で、氏名、生年月日、現住所などが記載されています。最寄りの市区町村の役場の窓口に申請、発行してもらいましょう。
・申請窓口
→最寄りの市区町村の役場窓口
・申請に必要な書類
→申請書(申請窓口あるいは自治体HPで入手可能)、本人確認書類(運転免許証、パスポート、マイナンバーカード、住民基本台帳カードなど写真付きのもの)
・手数料
→300円程度
マイナンバーカードをお持ちの場合は、全国のコンビニエンスストアで住民票を取得することもできます。住民票は役所の窓口でもコンビニでも、その場で発行してもらうことができます。
郵送で住民票を申請することもできます。詳細はお住まいの役所のサイトなどをご確認下さい。また基本的に、住民票の有効期限は「3ヶ月」なので、期限切れになる前に手続きを進めましょう。
独身証明書
独身証明書とは、独身であることを証明する公的書類で、国内の結婚情報サービスなどに提出する証明書類です。独身証明書は、本籍のある市区町村名の役場窓口で申請・受取りができます。
・申請窓口
→本籍のある役所の窓口
・申請に必要な書類
→申請書(申請窓口あるいは自治体HPで入手可能)、本人確認書類(運転免許証、パスポート、マイナンバーカード、住民基本台帳カードなど写真付きのもの)
・手数料
→150円~400円程度(自治体によって違います)
独身証明書を申請できるのは「本籍地」のある役所になります。もし本籍地が遠方の場合、郵送で申請を出すことも可能。
もし郵便で独身証明書の申請をする場合は、申請書、本人確認書類のコピー、発行手数料(定額小為替)、切手を貼った返信用封筒などを同封の上、本籍地のある役所に郵送しましょう。(ちなみに定額小為替は郵便局で購入できます)
独身証明書を郵送で申請する場合、1週間~10日ほどでご自宅に届くことが多いのですが、所要時間は自治体によって変わります。独身証明書は結婚相談所の必要書類のなかでも、早めに申請しておきたい書類のひとつになります。
代理人に独身証明書の申請を頼む場合は、ご本人が作成した「委任状」が必要です。「委任状」は身内の方が申請する場合にも必要になります。また独身証明書の有効期限は、住民票と同様に「3ヶ月」なので、期限切れにはご注意を。
収入証明書
結婚相談所のプロフィールには必ず年収を記載しますが、その年収を証明するためには、年収の記載のある書類が必要になります。収入を証明する書類として有効なのは、前年の「源泉徴収票」や「納税証明書」など。
男性は収入を証明する書類の提出が必須です。女性は年収を非公開にすることもできますが、もし女性もプロフィールに年収を記載する場合は、収入証明書類を提出しましょう。
・源泉徴収票
→一般的に12月の年末調整の際に、勤務先の総務や経理から発行されます。
(紛失した場合、勤務先に依頼して源泉徴収票を再発行することも可能。再発行には1週間程度かかることもあります)
・納税証明書
→管轄の都道府県の税事務所、あるいは市区町村の役場で発行が可能。発行手数料は300円程度。
(申請の際は、申請書と本人確認書類が必要。自治体によって即日発行できる所もあれば、1週間ほどかかる所もあります)
収入を証明するものとして、勤務先が発行する「給与明細」(1年分・直近月を含む)、あるいは「確定申告書の控え」など、収入額が記載されているものでも可能です。
勤務先が確認できる書類(コピー可)
結婚相談所のプロフィールには職業を記載します。そのため、勤務先が確認できる書類の提出も必要になります。
・源泉徴収票
・健康保険証
・社員証 など
これら在籍が確認できる書類は、コピーでもOK。男性は提出が必須となっていますが、女性の場合は任意となります。
卒業証明書(コピー可)
プロフィールに記載する最終学歴を証明するためには、学歴を証明する書類の提出が必要です。最終学歴となる大学(あるいは高校)が発行する「卒業証明書」の原本か、卒業式などで授与された「卒業証書」のコピーの持参を。
・卒業証明書
→卒業した母校の窓口に申請することで取得可能。
(学校が遠方の場合、郵送で申請・取得できることが多いです)
学校によって申請方法などは違いますので、詳しい取得方法は母校のサイトなどで確認を。一般的に「卒業証明書」の発行の手数料は300円~500円ほど。郵送の場合は、返信用の封筒と切手代も必要になります。
卒業証明書を窓口で申請する場合、申請書類に問題がなければ、即時発行されることがほとんどです。郵送の場合は、1週間前後の時間がかかることがあります。
国家資格免許証(コピー可)
結婚相談所のプロフィールに「医師」「弁護士」「税理士」など、国家資格が必要な職業を記載する際には、その国家資格の免許証のコピーが必要になります。
以上が、結婚相談所の入会にあたって必要になる書類です。
結婚相談所入会までの流れ
ここまでは、結婚相談所に入会するために必要な書類や取得方法の概要を紹介しました。先述の通り、結婚相談所に入会するためには、さまざまな書類を準備しなければなりません。
ただし、入会するために必要な書類がわかったものの、そもそもどのような流れで入会するのか具体的にはわからない方もいるでしょう。ここでは、入会までの一般的な流れについて詳しく紹介します。
結婚相談所を選ぶ
まずは、自分にあった結婚相談所を選ぶところからはじめます。全国には数多くの結婚相談所があり、それぞれの特徴のあるサービスを展開しています。
また、入会にかかる費用などにも違いがあることから、サービスの特徴や予算などから自分にあった結婚相談所を見つけることが大切です。しかし、たくさんある結婚相談所のなかから、どのように自分にあった結婚相談所を探せばよいのかわからない方もいるでしょう。
基本的には、インターネットでサービスを検索し、公式ホームページを見て自分にあった結婚相談所を探すのがおすすめです。結婚相談所によっては、担当者が自分に合いそうな相手を紹介してくれるケースや、年齢やエリアなどを入力して自分で相手を探すケースもあります。
そのほか、AIによって自動的にマッチする相手を紹介してくれるサービスもあります。ひとえに結婚相談所といっても、さまざまな種類があることから、予算や特徴などから自分にあったところを見つけましょう。
初回カウンセリングの申し込み
自分に合いそうな結婚相談所を探せたら、つぎに初回のカウンセリングに申し込みます。カウンセリングでは、婚活の希望に加え、現在の婚活の状況などをヒアリングされます。
さらに、今後の婚活の進め方を相談できたり、プランやサービスを説明してもらったりするのが一般的です。初回のカウンセリング時に、現在かかえている悩みや入会にあたっての不安などをしっかりと担当者に伝えることが重要です。
また、プランやサービスにわからないことがあれば、遠慮せずにしっかりと質問しましょう。そのほか、料金システムについても、細部まで確認しておくことが大切です。入会金がどれだけかかるのか、月会費がいくらなのか、そして成婚時にお金がかかるのかなど、細かいところまで確認しましょう。
初回カウンセリングは、婚活をスムーズに進めるためにも非常に重要な役割を担っています。自分の希望や条件をしっかりと担当者に伝えられるかどうかもポイントです。
疑問や不安などが残ったままだと、安心して婚活を進められません。安心して婚活に集中するためにも、疑問や不安をしっかりと解消することが大切です。
基本的には強引な勧誘をされることはありません。ただし、結婚を目標にするからには、本気で婚活を進めるといった意思をもってカウンセリングを受けることが大切です。
入会手続き
初回カウンセリングを経て、サービスやプランなどに納得できたら、入会手続きを進めます。結婚相談所によって、入会時に必要な書類に多少の違いはあるものの、運転免許証などの本人確認書類に加え、学歴証明書、収入証明書などを提出することが一般的です。
必要書類を提出して結婚相談所より正式に入会が認められると、本格的に婚活を進められます。スムーズに婚活をはじめるためにも、事前に必要書類を準備しておくとよいでしょう。
結婚相談所の必要書類、証明書以外で必要なものは?
結婚相談所によって違いがありますが、入会にあたって必要となる証明書類の他に、提出を求められることが多いものがあります。
結婚相談所の婚活サービスにかかる費用(入会金や月会費など)を、銀行口座から自動引き落としするための書類。(結婚相談所が指定する形式の書類に記入するケースが多いです)
・プロフィール用の写真
入会後に登録するプロフィール用の写真として、3ヶ月以内に撮影されたカラー写真が必要になることも多いです。
プロフィール用の写真の仕上がりの良し悪しは、婚活の行方を左右するほどの大事なポイントです。プロフィール用の写真は、自撮りなどで簡単に済ませず、プロのカメラマンに写真スタジオで撮影してもらうことをお勧めします。
結婚相談所のなかには、プロフィール用の写真撮影サービスを提供している所もあります。写真が必要になるタイミングなどについては、入会を希望する結婚相談所に問い合わせてみましょう。
書類取得に関する注意点
入会するには、さまざまな書類を用意しなければなりません。書類に不備があったり、必要書類を用意できなかったりする場合は、結婚相談所に入会できないこともあるので、余裕をもって用意しましょう。
また、書類を用意するにあたって、いくつか注意しなければならないことがあります。ここでは、書類取得に関する3つの注意点を詳しく紹介します。
書類の有効期限を確認
提出が必要な書類のなかには、住民票や収入証明書、独身証明書などの公的機関が発行する書類があります。そして、それらの書類の有効期限は公的機関が発行してから3か月間です。
有効期限が切れた書類では、入会手続きを進めてもらえないので、書類の有効期限が切れる前に入会の申し込みをおこないましょう。
取得に時間がかかる書類に注意
書類の有効期限は、発行されてから原則3か月間です。書類によっては、取得できるまでに時間がかかるものもあることから、余裕をもって書類を準備しておくことが大切です。
とくに、年末年始やゴールデンウイーク、お盆休みなどの連休中は、公的書類を発行してもらえないことがあります。そのため、休日などを考慮し、余裕をもって書類を準備しましょう。
すべての書類に不備がないか確認
結婚相談所に入会するには、収入証明書や独身証明書などの必要書類を提出する必要がありますが、ひとつでも不備があると入会できないので注意が必要です。
先述の通り、書類の有効期限が切れていると受け付けてもらえません。また、基本的には最新の証明書が必要になります。そのため、収入証明書などの書類は、最新年度のものかどうかを提出前に確認しておきましょう。
書類がそろってからでないと婚活ははじめられない
すべての書類を提出し、正式に入会が認められてからでないと、婚活をはじめられません。書類に不備があったり、必要書類を用意できなかったりすると、その分入会するのに時間がかかってしまいます。
正式に入会していない段階では、相手を紹介してもらったり、結婚相談所が開催するセミナーやイベントにも参加したりできません。入会申し込みをしたからといって、すぐに婚活をはじめられるわけではないことに留意しておきましょう。
また、少しでも早く婚活をはじめるためには、余裕をもって必要書類を準備しておくことが大切です。とくに、独身証明書などは、発行までに時間がかかることもあるので、入会手続きまでにあらかじめ用意しておくことをおすすめします。
基本的にはどの結婚相談所も、本人確認書類や収入証明書、独身証明書の提出を求めています。しかし、結婚相談所によっては、資格証明書や学歴証明書が必要であるなど、求められる書類に違いがあるケースも少なくありません。
そのため、初回のカウンセリングの段階で、どのような書類が必要かをしっかりと確認しておくことがポイントです。また、本人確認書類や公的書類のほかに、キャッシュカードやプロフィール写真なども必要になることがあります。
結婚相談所には身元の確かな方ばかり
結婚相談所に入会するための必要書類は多く「これだけ書類を揃えないといけないなんて‥」と思われるかもしれませんね。
それでも「提出書類を揃える」というハードルを乗り越えた先には、真剣に結婚を考えている方だけと出会えるフィールドが待っています。
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