婚活や結婚登録所への入会を意識し始めた方で、自分の年齢が気になっている方も多いでしょう。自分の現在の年齢は登録するのに早いのか、もしくは遅いのかなど、迷うポイントはたくさんあるはずです。また、結婚登録所の会員にはどんな年齢層の方が多いのかも気になる点です。
結婚相談所に登録すべき最適なタイミングがあるとすれば、それは登録したいと思ったときで、いつ入会しても遅すぎるということはありません。しかし、全体的な傾向を知っておくことで、婚活に対してより現実的なイメージを持つことができるでしょう。
この記事では、結婚相談所を利用している方の平均年齢や、男女の比率について解説します。この記事を参考に、理想の出会いへの第一歩を踏み出しましょう。
結婚相談所登録者の平均年齢
結婚相談所に登録する際に気になるのが、会員の平均年齢です。ここでは、男女それぞれの平均年齢と特徴について解説します。
出典:神林龍
(一橋大学経済研究所)・児玉直美(日本大学経済学部)「平成29年結婚情報サービス業調査に関する報告書」(https://www.ier.hit-u.ac.jp/Common/publication/DP/DPS-A687.pdf)
男性会員の平均年齢
「平成29年結婚情報サービス業調査に関する報告書」によると、結婚相談所に登録している男性会員の年齢層で一番多いのは、35〜49歳です。そのうち、40〜44歳の会員が全体の23.1%と一番多く、続いて35〜39歳が21.6%と、ほぼ同じ割合で並んでいます。
20代以下の割合は、10%以下と非常に少ないのが特徴です。また、50代以上も15.7%と割合は少ないです。
これらの分布から見ると、男性の場合は30代中盤から結婚登録所への入会を意識し始める方が多く、40代のうちに婚活を終えている方が多いことが分かります。仕事でのキャリアが安定し、経済的にも余裕の出てくる30代中盤で婚活を始める方が多いことがうかがえます。
女性会員の平均年齢
「平成29年結婚情報サービス業調査に関する報告書」によると、結婚相談所に登録している女性会員では、30〜44歳の割合が一番多く、そのうち35〜39歳が26.7%と、会員全体の割合としては一番多いです。
また、30〜34歳が24.7%とほぼ並んでおり、女性の場合は30代に入ってから結婚相談所への登録を意識し始める人が多いことが分かります。
女性の場合は、20代が13%と男性に比較して多く、反対に45歳以上になると割合が10%以下に低下します。女性は、男性と比べて婚活の動き出しが早く、また、婚活の終了も男性よりも早めの傾向があるとわかります。
これは、出産適齢期もあるため、20代後半〜30代前半から結婚への具体的な行動を取り始める方が多いと分析できます。2009年調査との比較でみると、女性の場合も20代の会員の割合が増えており、入会年齢が早まっています。
結婚相談所登録者全体の男女比率
ここでは、日本結婚相談所連盟(IBJ)の2025年1月現在でのデータをもとに解説します。
結婚相談所への登録者全体で見た男女の割合は、男性52.5%、女性47.5%と、全体ではほぼ半々で大きな差はありません。しかし、結婚相談所に登録している男女の比率を年代別に分析すると、30代前半から40代前半にかけての層がとくに多くなっています。
男性の登録者の割合を年代別に見ると、20代が6.6%、30代前半が17.8%、30代後半が23.1%、40代前半が18.4%、40代後半が13.9%、50代以上が20.2%となっています。
一方、女性の登録者は20代が13.4%、30代前半が26.1%、30代後半が27.1%、40代前半が15.5%、40代後半が7.8%、50代以上が10.1%という割合になっています。
こうした割合の推移からも、結婚相談所では女性の方が入会が早い分、成婚して退会する年齢が若く、年齢が上がるにつれて少なくなっていることがわかります。女性の場合、出産を望む方は出産適齢期を意識する必要があることも、この傾向を強めているでしょう。
男性は、女性と比べて年齢層ごとの割合の減少は比較的ゆるやかです。男性は女性と比べて入会年齢が高く、また出産適齢期への意識が女性ほどは高くないため、時間をかけてゆっくりお相手を探す傾向があると見られます。
出典:IBJ「数字でIBJチェック!」(https://www.ibjapan.com/ibj/data/)
結婚相談所で人気の年齢層
結婚相談所で人気の年齢層は、男女で異なります。ここでは「成婚のしやすさ」を人気の定義として、男女それぞれの状況と傾向を解説します。
男性
男性は30代前半の年齢層が最も成婚しやすく、人気があると言われています。30代後半以降になると、徐々に成婚が難しくなる傾向が見られます。
IBJが発表している「成婚白書(2018年)」によると、成婚相手の年齢とその年齢差は、以下のとおりです。
【年齢層別の成婚者像(全国・男性)】
男性成婚者 | 相手の年齢 | 年齢差 | ||||
平均 | 中間 | 最頻 | 平均 | 中間 | 最頻 | |
~24 | - | - | - | - | - | - |
25~29 | 28.1 | 28.0 | 28.0 | 0.1 | 0.0 | 0.0 |
30~34 | 30.1 | 30.0 | 29.0 | 1.8 | 2.0 | 0.0 |
35~39 | 33.1 | 33.0 | 34.0 | 3.9 | 4.0 | 4.0 |
40~44 | 36.9 | 37.0 | 38.0 | 5.0 | 5.0 | 6.0 |
45~49 | 40.2 | 40.0 | 40.0 | 6.4 | 6.0 | 6.0 |
50~54 | 43.7 | 44.0 | 42.0 | 7.8 | 8.0 | 10.0 |
55~59 | 48.1 | 48.0 | 46.0 | 8.9 | 9.0 | 8.0 |
60~ | 54.9 | 52.5 | 51.0 | 10.3 | 10.0 | 6.0 |
このデータを見ると、若い世代ほど相手(女性)との年齢差が小さく、60代を除いてほとんどが10歳未満の差となっています。男性は若いうちは同世代の相手を求める傾向があり、年齢を重ねるにつれて、自分より若い相手を希望するようになることがわかります。
子どもを望む場合は、女性の出産適齢期も重なるため、男性のボリュームゾーンである39歳よりも低い年齢の女性に人気が集まる傾向があります。
女性
女性の場合、最も成婚しやすい年齢は20〜29歳と言われています。年齢差の傾向は男性とは逆で、女性は年齢が上がるにつれてお相手との年齢差が縮まる傾向があります。
つまり、若い世代ほど年齢差をあまり気にせず、年齢を重ねるにつれて、自分と近い年代の相手を求める傾向があると言えます。
【年齢層別の成婚者像(全国・女性)】
女性成婚者 | 相手の年齢 | 年齢差 | ||||
平均 | 中間 | 最頻 | 平均 | 中間 | 最頻 | |
~24 | 31.0 | 29.0 | 29.0 | -7.6 | -6.0 | -6.0 |
25~29 | 32.4 | 32.0 | 31.0 | -4.5 | -4.0 | -2.0 |
30~34 | 35.9 | 36.0 | 35.0 | -3.8 | -4.0 | -4.0 |
35~39 | 41.1 | 41.0 | 42.0 | -4.3 | -4.0 | -4.0 |
40~44 | 45.7 | 45.0 | 45.0 | -4.2 | -4.0 | -4.0 |
45~49 | 50.0 | 50.0 | 50.0 | -3.9 | -3.0 | -6.0 |
50~54 | 57.0 | 56.0 | 54.0 | -5.4 | -5.0 | -1.0 |
55~59 | 59.2 | 60.0 | 65.0 | -2.6 | -3.5 | -6.0 |
60~ | 64.9 | 65.0 | 69.0 | -0.3 | -1.0 | -1.0 |
出産適齢期も影響してか、40代で成婚率は下がる傾向があります。ただし、男性が比較的高齢な場合は、女性と2人の結婚生活を望むケースも多いため、40歳以上の女性の結婚も多く成立しています。
結婚相談所登録者の年代別特徴
結婚相談所に登録する理由は年代によって異なります。ここでは、結婚登録所へ入会する際によく挙げられる理由について、年代別に解説します。
20代
20代が結婚相談所へ入会する理由では、将来を見据えた早めの婚活を始めたいという声が多いです。
たとえば、女性では「20代のうちに理想のパートナーを見つけたい」と考える人が目立ちます。男性も「結婚を前提とした真剣な出会いを効率的に求めたい」と希望する人が多いです。
また、これまでの恋愛経験が少なく、出会いの場も限られていることから、自然な出会いに頼ることに不安を感じている人も多いです。
ただ日々の生活のなかで出会いを待つのではなく、プロのサポートを受けながら結婚相手を探したいという人が多く、若いうちに結婚して早めに家庭を築きたいという、はっきりとした目標を持つ人が多い傾向です。
30代
30代はライフステージの変化が大きく、周囲も結婚や出産が続く年代です。また、未婚の場合は親から結婚のプレッシャーを受け始める年齢でもあります。このように、周囲の影響で結婚を意識し始め、焦りを感じて結婚相談所へ入会するケースが多いです。
女性の場合は、出産のタイミングを意識する年代です。「30代のうちにパートナーを見つけたい」と入会するケースが多く、特に出産を希望する女性の場合は、出産適齢期を強く意識したモチベーションの高い入会者が多いです。
また、男性の場合、30代は仕事が安定し始める年代で、やっと結婚を現実的に考え始められたという人も少なくありません。
男女どちらの場合も、恋愛よりも効率的に条件に合う相手と出会いたいというニーズが高く、忙しい日常のなかで婚活を進める手段として、結婚相談所が選ばれています。
40代
40代の場合、パートナーとの落ち着いた関係を求める気持ちの強まりから、婚活を意識する人が多いです。たとえば「仕事が一段落し、人生のパートナーが欲しい」「価値観が合う相手と穏やかに暮らしたい」との考えから、結婚相手を求めて結婚相談所に入会する人は多いです。
一方で、40代は自然な出会いが大きく減る年代でもあります。出会いの機会を得るために結婚相談所に登録したいという人は多く、会員の考え方の傾向としても、プロのサポートを得ながら限られた時間で効率的に婚活を進めたいという人は多いです。
また、過去に離婚経験があり、気持ちの整理が付いたことから、もう一度人生の伴侶を求めて結婚相談所を利用するケースもあります。
50代
50代は、老後のイメージがより現実的になる年代です。孤独な生活のさびしさや健康問題への不安から、人生後半を共に過ごすパートナーを見つけるために入会する人は多いです。
たとえば、過去に離婚を経験した人や、親や親族との死別を経験して「再び温かい家庭を築きたい」と考える人は多くいます。また、孤独感を解消し「精神的な支えが欲しい」と感じたり、老後の安心を求めて「信頼できる相手と出会いたい」という願望が強くなる年代です。
離婚経験者の場合も子育てが終わる年代のため、子どもが独立した後の自分の時間を充実させるために、出会いを求めて結婚相談所を利用するケースもあります。
結婚相談所の利用に適切な年齢
結婚相談所の利用に適切な年齢はとくにありません。自分が「婚活をしたい」「結婚相談所に入りたい」と思ったタイミングがベストな入会時期です。
たとえば、成婚率の高い年齢層などは現実としてはありますが、自分がその年齢層ではないからといって結婚相談所を利用しないのはよい判断ではありません。
ハッピーカムカムは、日本最大級の結婚相談所ネットワークである「IBJ」の正規加盟店です。2024年6月時点で91,318名の会員が登録しており、普通に生活しているだけでは決して出会えないたくさんのお相手候補のなかから、パートナー選びを進められます。
実績豊富なプロのアドバイザーが多数在籍しており、これまでの確かな経験をもとに、会員さまの年齢にあわせたサポートで、理想の結婚へと導きます。ぜひこの機会に、婚活への第一歩を踏み出してみましょう。
結婚相談所に登録できる年齢
一般的に、20歳以上であれば男女どちらも結婚相談所に入会できますが、場合によっては年齢制限が設けられていることがあります。たとえば、10代の入会はほとんどの結婚相談所で制限されています。
そのほか、年齢制限を設ける理由としては、成婚率の維持が挙げられます。40代以上は成婚率が低下することから、入会を制限している結婚相談所があるのです。
また、結婚相談所によっては成婚率を上げるために、近い世代でのマッチングに特化した運営をしているところもあり、これらの場合は入会を断られてしまうことがあります。ただし、これらは全国規模の大手ではあまり見られない制限です。
入会制限を受ける条件として、年齢よりもよくあるのが、安定的な収入に関するものです。とくに、男性の場合は安定した収入を証明するものを入会時に求められることが一般的です。
まとめ
結婚相談所の平均年齢は、男性の場合は30代から40代前半が中心で、女性の場合はそれよりもやや若めです。男女ともに成婚率の高い年齢層はありますが、年齢は理想の出会いのための一要素でしかなく、理想の結婚生活を実現するためには、結婚したいと思った今が常にベストなタイミングです。
むしろ、結婚したいと思った今が一番若く、可能性の多い年齢なので、ご自身のお見込みなどであきらめず、ぜひご自身らしい婚活を始めてみましょう。
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