結婚相手としての理想は、人によってさまざまです。容姿や学歴、または年収にこだわる人もいるでしょう。しかし、恋愛と異なり、結婚は安心感や安定した生活が重要です。
一生をともにする人として、妥協できるポイントがあることを知っておくとよいでしょう。外見だけでなく、内面や相性が合う人であることも大切です。さまざまな困難を一緒に乗り切り、安心して過ごせるように、相手を見極めるポイントについて紹介します。
恋愛と結婚の違いは？
恋愛は2人だけで楽しめますが、結婚ではお互いの家族も関係してきます。ここからは、結婚について、恋愛と異なる点をお伝えします。
結婚は中身を重視する
恋愛と結婚では、相手を選ぶ基準が異なる場合もあります。恋愛は結婚よりも自由であり、2人だけのものという印象があるでしょう。そのため、相手の外見を重視する人も多いのではないでしょうか。
一方で結婚相手は、外見が自分の好みだったとしても、年を重ねていくと変化する可能性があります。また、結婚生活は、長い年月をともに過ごすことになります。そのため、性格が合う人や思いやりのある人でないと、一緒に生活するのは難しいでしょう。
結婚相手を選ぶ際は、外見だけではなく、性格など中身も重視することが必要です。安心して結婚生活を送るためにも、外見だけにこだわらないようにしましょう。
結婚は安心を求める
恋愛の楽しさといえば、相手のことを考えているときや、一緒にいる時のドキドキ感ではないでしょうか。また、スリル感を味わいたいと思う人もいるでしょう。
しかし、結婚生活では、刺激を求めてばかりはいられません。長い間一緒に過ごすには、安心感を持てることも必要です。恋愛のようなドキドキ感ばかりでは、毎日の生活が疲れてしまいます。
また、夫婦のことだけではなく、子育てやそれぞれの家族のことなど、さまざまな出来事を乗り越えていかなければなりません。そのため、恋愛では楽しめることが、必ずしも結婚生活で同じように感じるとはいえないでしょう。
結婚は相手の家族も関わってくる
結婚は、婚姻届を出した時点で、法律上の夫婦であることが認められます。そして、さまざまな義務や責任を担うことにもなるでしょう。
恋愛であれば、2人で自由に楽しめますが、結婚となるとお互いの家族も関わってきます。結婚するにあたって、まずは嫁入りなのか婿入りなのかも決めなければなりません。
結婚式だけではなく、家族の行事や冠婚葬祭など、相談しながら決めることも多くなります。相手の家族とも顔を合わせることがあるため、結婚を認めてもらい、仲よくすることも重要です。
それぞれの家族同士が、お互いに係り合うことになるため、さまざまな場面で協力し合うこともでてくるでしょう。恋愛と大きな違いは、家族との関わりが出てくることです。
【男性】結婚するならどんな人がいい？
男性が結婚相手として選ぶ際に、安らぎと理解力を求める人もいるでしょう。どのような場面で、必要としているのか説明します。
一緒にいて安らぎを感じる
仕事で疲れて帰ってきたら、自宅でリラックスしたいと思う男性は多いでしょう。一緒にいても、安らぎが感じられるような女性であれば、ストレスを感じることは少ないはずです。
お互い気を遣わずに過ごせることは、一緒に生活をしていくうえで大事なことのひとつでしょう。自分が自然体でいられるような相手であれば、結婚相手に向いているといえます。
家庭を守れる堅実さ
結婚生活では、子育てやお互いの家族との関わりなど、さまざまなことを乗り越えていかなければなりません。そのため、お金のやりくりを上手くこなし、家庭を守れるような堅実さを妻に求める男性も多くいます。
近年では、共働きの家庭が多いため、家事を分担することも多いでしょう。しかし、料理上手や家事が得意な女性に対して、安心して家庭を任せられるイメージを持つ人もいます。
仕事に理解がある
職種によっては、勤務時間が不規則であったり、接待や出張が多かったりすることもあるでしょう。そのため、妻の理解や協力を得られることで、安心して仕事ができると感じる男性も多くいます。
仕事の忙しさからストレスが溜まり、家庭への配慮が難しくなる場合もあります。そのような時に、仕事への理解を示してくれる妻がいれば、心強いと感じるのではないでしょうか。
趣味を理解してくれる
夫婦それぞれの趣味が、異なることもあるでしょう。とくに男性の趣味は、女性には理解しがたいことがあるのも事実です。
とはいえ、結婚してからも趣味を持ち続けたいと思う男性は多くいます。一緒に楽しめることはできなくても、受け入れてくれるかどうかも、結婚相手として重要なポイントです。
趣味が制限されてしまうと、ストレスが溜まってしまう可能性があります。結婚後も、自分の趣味を楽しめるように、理解してくれる女性が理想でしょう。
【女性】結婚するならどんな人がいい？
女性にとって、優しくて包容力がある男性であれば、結婚相手としてふさわしいと思える場合が多くあります。辛い時にも一緒に乗り越えられるかどうかも、判断基準となるでしょう。
大切にしてくれる
女性は、妊娠や出産などで心身ともに負担がかかることも多くあります。そのようなときは、家族の支えがもっとも必要となるでしょう。
また、辛いと感じたときなども、心の支えになってくれる男性がいれば心強いものです。寄りそってくれる相手であれば、自分を大切にしてくれる可能性は高くなります。これからの人生を一緒に支え合っていけると感じた人は、結婚相手に向いているでしょう。
優しく穏やかな性格
自分に対して、優しくて穏やかに接してくれる人であれば、安心感を得られることもあるでしょう。しかし、他人に対しての態度を見ることも必要です。
自分には優しくても、家族や店員に対しての態度が異なる人もいます。恋愛中で優しい人が、結婚後に変わってしまう可能性もあるため、交際中のデートなどで確認したほうがよいでしょう。
ほかの人に対しても、優しさが感じられて穏やかな性格の男性であれば安心感が得られます。
心が広く包容力がある
結婚したいと思う相手は、外見だけではなく内面も重要です。辛い時には支えてくれ、さまざまな出来事に対しても、理解してくれる人がよいでしょう。
自分のよい面だけではなく、悪い面も理解し受け入れてくれる人であれば、心が広いといえるでしょう。ありのままの自分を受け入れてくれるような、包容力のある相手であれば、結婚生活も安心して過ごせる可能性が高いといえます。
意見が合わない時も話し合える
結婚生活を送る上では、子育てや家族間などの、さまざまな問題が起こります。また、話し合いをして決めなければいけないことも、多く発生するでしょう。
お互いの意見が合わないときに、価値観をぶつけあって喧嘩になってしまう場合もあります。そのため、お互いにとってストレスを感じることもあるでしょう。何か問題が起こったときに、話し合いによって解決できるかも見極める必要があります。
結婚で妥協していいところは？
結婚するにあたって、外見や世間体などを気にする必要はありません。自分にとって妥協できるラインを見極めるようにしましょう。
外見
恋愛では、相手の容姿や外見で選ぶ人もいるでしょう。しかし、結婚相手としては、あまり重要視する必要はありません。なぜなら、好みは年齢を重ねる毎に変わる可能性もあり、性格などが合わないと長続きしないからです。
妥協できる項目のひとつとして挙げられるのは外見です。年をとるにつれて、外見は変化していくものであると理解していたほうがよいでしょう。
年齢
年齢について、こだわる人もいるでしょう。しかし、実際には年上または年下かは、とくに重要ではありません。
もっとも大切なのは、内面や性格の合う人ではないでしょうか。ともに生活していくうえで、お互いに理解し合い、協力することが必要です。自分が一緒にいて安心できたり、楽しめたりすることが大切でしょう。
年収
条件のなかで、高収入を望みすぎると結婚へのハードルが高くなります。とはいえ、普通の生活が難しいほどの収入であれば、検討したほうがよいかもしれません。
しかし、経済情勢や年齢などによって変化する可能性もあるため、平均的な収入であることを基準にしてもよいでしょう。妥協できる年収のラインについて、自身で決めておくことをおすすめします。
学歴
結婚相手の条件として、学歴は妥協してよい項目のひとつです。長く一緒にいることになるため、性格などの内面のほうが重要でしょう。
学歴があっても、生活力がない相手との結婚生活は、難しいと感じる可能性が高くなってしまいます。現在は、世間体などを気にして高学歴を求める人は少なくないのが実情です。
結婚相手が自分に合うか確かめる方法
結婚相手としてふさわしいのかを確認するためには、一緒に過ごす時間を多くもつことも必要です。お互いの生活スタイルや、考え方についてなど事前に知っておくとよいでしょう。
理想の結婚生活を話し合う
結婚生活について、お互いの考えを知っておくことは、とても重要です。結婚後に、お互いの価値観などの違いを知るよりも、事前の話し合いをおすすめします。
理想の結婚生活について、自分の考えを伝えることで、価値観の違いを知ることもできるでしょう。仮に相手が結婚について考えていなかったとしても、自分の意見を受け入れてくれるか、判断できる可能性もあります。
お互いの価値観が近いのであれば、自分に合う相手であるともいえるでしょう。また、話し合いによって、これからの人生について考えるきっかけにもなります。
同棲や宿泊をしてみる
恋愛では、相手が普段はどのような生活をしているか、あまり知る機会がないでしょう。それぞれが、よく見せようとしてしまうかもしれません。そのため、結婚後に初めて一緒に生活してから、難しいと感じることもあるでしょう。
お互いの生活の様子を知るためには、同棲もひとつの方法です。または、旅行や相手の家に泊まるなど、長時間一緒に過ごしてみるとよいでしょう。今後の人生を一緒に過ごすのであれば、事前に生活スタイルを知っておくことをおすすめします。
自分の弱い部分を出してみる
恋愛のときは、相手に自分を合わせて無理をしてしまうことがあるかもしれません。そうなると、次第にストレスが溜まってきたり、相手に合わせることに疲れてしまうようになります。
いつも楽しいことばかりではないため、落ち込んだり辛い思いをしたりすることもあるでしょう。結婚したら、自分の弱い部分を隠すことは、難しくなります。
恋愛中に、自分の弱さを見せることで、相手がどのような反応をするか、知っておく必要があります。心の支えになってくれたり、力になってくれたりする人であれば、結婚後も頼れる存在となるでしょう。
トラブルが発生したときの反応をみる
人生において、予期せぬ出来事やトラブルが起きることもあります。そのようなときに、人の本性が出るものです。
トラブルが発生した際に、相手がどのような反応をするのか知っておくとよいでしょう。たとえば、旅行などの非日常的な体験をしていると、さまざまな出来事が起こる可能性があります。
結婚生活を送るうえでも、予想しないことは起こりえます。ともに解決していけるのか、また、いざというときに頼れる相手なのかを、見極める判断材料にもなるでしょう。
こちらの記事では、婚活について解説しています。事前にやっておくことや各サービスのメリット・デメリットも取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。
まとめ
結婚する相手には、ともに生活をしていくうえで、相性のよさだけではなく、お互いの考え方について知ることも必要です。
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